天山・激動の草原地帯(1)

天山・激動の草原地帯   

天山山脈 北部の旅 その二

激動の天山1-1

【・・・・・・・ヒマワリ・向日葵・ひまわり畑・・・・・・・】

 今回の紀行は ジュンガール砂漠の北部から西部の油田地帯を南下 西に走り、カザフスタンへと続く大草原は緩やかな登り傾斜でサムリ湖に遊び。

 この湖面に映る山稜を越えれば、カザフスタンなのです。

 私達は この湖から南下し天山山脈の枝山脈“ボロホロ山脈”を越えイリ渓谷に侵入した。

 イリ盆地はリンゴの原産地、豊潤な地方。 だが、清帝国とロシア帝国が覇権を競い合った土地なのです。 また、政治に弄ばれた 特異な存在“錫伯族”が住む世界なのです。

 両国の狭間で住民が塗炭の苦しみを背負わされた悲劇の土地だ。 豊潤な土地ゆえ 有史以来、支配権を奪い合った土地だ。

 今は 豊かな恵みを約束してくれる穀倉地域です。 中国で一番降雪量が多い地方です

激動の天山1-2

【今回の紀行道程、参考図;草原のシルクロードは中央部分 アルタイ山脈南麓・サムリ湖・イリ渓谷・国境】

  【2009年 ウイグル暴動】

 事件の背景には、漢族住民とウイグル人住民の間の経済的格差や、ウイグル人固有の文化的、宗教的権利が中国において尊重されていないとするウイグル人住民の不満があるといわれる。

 2009年6月末には、広東省韶関市の玩具工場で漢族によるウイグル人従業員への大規模なリンチ殺害事件が発生し、これがウルムチ市での事件の直接の契機となった。

7月5日、事件の公正な解決を求めるウイグル人がウルムチ市内で当局への抗議デモを始めた。

 およそ3,000名がデモに参加し、デモを鎮圧しようとした治安部隊との間で衝突が発生した。

デモ隊の一部は暴徒化し、車両破壊、放火、漢族住民への襲撃を行った。

 デモの発生契機やデモ隊が暴徒化した経緯、デモの鎮圧過程については、中国当局とウイグル人住民の間で大きく見解が異なります。

 中国当局が、海外の独立運動組織の煽動により計画的に引き起こされた「暴力犯罪」と主張する一方、

 亡命ウイグル人組織の世界ウイグル会議は、自発的に発生した平和的なデモに当局が発砲し、これに刺激されたデモ参加者の一部が暴徒化したと主張しているのです。

 死傷者についても、中国当局は7月10日に死者は184人であり、そのうち漢族が137人であるとして死傷者の大半が漢族であると発表する一方で、

 同日、世界ウイグル会議は、中国当局の武力弾圧や漢族の攻撃により殺されたウイグル人の死者は最大で3,000人に上る可能性があると主張し、デモ鎮圧の過程で当局による武力弾圧があったことを示唆しています。

 7月19日には中国当局は警察官が少なくとも12人を射殺したことを認めています。

 事件は新疆ウイグル自治区各地に波及し、ウイグル人人口の多い西部カシュガル市でも、住民と治安部隊の衝突が報じられた。

 中国当局は、新疆全域に3万人超の軍、武装警察を投入し、治安維持に当たらせた。

 中国政府は、新疆ウイグル自治区内のインターネット、携帯電話、国際電話の通信を遮断し、国内メディアには厳しい報道管制を維持した。 *インターネット・国際電話は11月末 解除 *

 この騒乱未だ納まらぬ秋 ウルムチ騒乱で市内警備が厳重極まりない最中 私達は日本での打ち合わせどうり、地方に出掛けるのが安全と ウルムチ市を脱出した。

 コース途上の各公安警察には友人バッチンさんの依頼で 国際旅行社の社長が連絡を取った。

 各所の検問突破は これでなんとかなる。 書類の鞄の中だ。

 前回のドライバーは身の危険を按じ、辞退した。 この度は 若い漢族の運転手である。

 日本円を現地通貨・元に両替するレートは予測外に安かった。

 社長の助言で 私はアパートからホテルに移り、家内といつもの友人たちを 飛行場よりホテルに案内した。 飛行機は北京経由で深夜に到着 02時前にホテルに入った。 路上のバリケード・パトカーの巡回 物々しい。

 翌朝、ホテルの窓より路上を覗えば 広い道路(8車線)橋の袂をバリケードで封鎖している。

早朝と言えども人影なし。

 ホテル右前方の交差点にはテントが四隅にあり、その周囲を自動小銃を構え 厳めしい機動隊が屯している。 機動隊・バリケードが無ければ、正月休日は丸の内の風景だが 厳しい現実を知らされる。

 ホテルはウルムチ市は銀座”二道橋”の近くにある。 騒乱の折(三ヶ月前)には軍隊のおどろおどろしい銃器と警察の検問が100mおきに市民を威圧した場所だ。

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【・・・・・陽光 不安の中で・・・・ 】

 漢族のドライバー氏もバッチンさんも 同じホテル内に同宿している。

 私達の車には幅10cmで紅白の帯が ボデーは腹の周囲に塗装されている。 特殊車の意味だ。

 紅白の帯が 外国人が乗席を示している。 社長の厚意である。

 ミニバスに乗り込み、バリケードを抜け、角々で待機するパトカーを尻目に高速道路に向ったが、 なんだか落ち着かない。

 市内を抜け、高速道を走る車の流れに乗って あぁ 旅に出るのだと 喜びが軽いエンジンの振動とともに体を揺り動かしている。

 今日 400kmを走り抜け、アルタイ山脈の懐に進撃するのだ と 思えば愉快。

 旅は10日の予定である。

草原の道・1-2

 

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