創作; “光の庭”のうたた寝 =090=

❢❢❢ 遼王朝皇族が耶律大石、王朝再興賦 ❢❢❢

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❝ =第一章第5節_23 ; 陰山山脈の南域にて・・・・ ❞

「先ほど、自ら名乗られた折、失礼ながら・・・・その見事な白髭と明瞭な鼻梁 深い目窪 それと その 包皮のような白く美しい帽子でソグドの方と判じた上で、推察したのですがその日焼けした顔より、長旅に慣れ 隊商を率いて来られているからには鳩を携帯されていると愚考した次第・・・・そして、酒泉に連絡を取らねばと思ったのです。 急ぎます。」

「何蕎さま、 話が見えません。 その客人とイムルグさんとに如何なる関わりが、 また 話では聞いております燕京の安禄衝様とどのような繋がりがあるのですか、 いやはや、気を揉む話をなされる」

「 いや、忠弁亮どの、宋江さまは 今 奥で隻也がお相手しているはず、すぐにでも来ていただこう」

「安禄衝様と宋江様・・・・・、それに耶律大石統帥さま・・・・ ウゥ・・・・よもや、・・・・ 宋江様とは、もしや 河南の梁山泊は天魁星の宋江首領さまですね、何蕎さま。 天魁星さま以外に宋江様と呼ばれる御仁以外では安禄衝様や耶律大石様との関りが頷けません。 違いますか、 何蕎さま。」と 酒泉のミイ・イムルグは宋に楯突く梁山泊の無頼を牽引する巨魁が身近にいる事実に驚きの声を飲み込んで、忠弁亮を見つめている。

「誰かあらん、奥に行って何蕎さまの客人と石隻也さまを 直ちにこちらへ 」、と忠弁亮は下僕を走らせ、何蕎に体を向け直して改めて口を開いた。

「何蕎さま、 先ほど一夜の世話を頼むと言われましたな、お客人が梁山泊の宋江さまと聞くまでのなく 水臭いではございませんか。 大石統帥さまが北帰なされ、私くしを北庭都護府は可敦城の兵糧を賄う者にご推挙して頂いたお礼も 今日まで申しておりません。 お急ぎの旅ではないご様子、 お聞きでしょうがチムギさまも当家にご滞在、家内は王家の作法などを教えてもらっております。 いかがですか、宋江さまのご都合もお在りでしょうが、ひとつ 少なくとも4、5日のご逗留を宋江さまに進言してくだされませんか」

「私くしも、宋江さまより、広州 泉州、福州など 南の話をぜひ聞きたい。 それにしても、唐突に言われました鳩の件、先ほど お聞きになられた伝鳩は旅に出る折は何時も帯同しておりますが・・・・」

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== ところで、今後の展開のために 蛇足なららも、書き添えますが・・・・・シルクロードと呼ばれるルートは大きく三つあった。 中国から北上して、モンゴルやカザフスタンの草原(ステップ地帯)を通り、アラル海やカスピ海の北側から黒海に至る、最も古いとみなされている交易路が「草原の道」。 この地に住むスキタイや匈奴、突厥といった多くの遊牧民(騎馬民族)が、文化交流の役割をも担った。

東トルキスタンを横切って東西を結ぶ隊商路が、リヒトホーフェンが名付けたところの「シルクロード」は「オアシスの道」とも言う。 長安を発って、今日の蘭州市のあたりで黄河を渡り、河西回廊を経て敦煌・酒泉に至る。 ここから先の主要な路線は次の3本である。 西トルキスタン(現在のウズベキスタン、トルキスタンなどを含む地域)以西は多数の路線に分岐している。 このルート上に住んでいたソグド人が、シルクロード交易を支配していたといわれている。 彼らの興亡史が、「西域」「楼蘭」「歴代の中国王朝」を彩った。

中国の南から海に乗り出し、東シナ海、南シナ海、インド洋を経てインドへ、さらにアラビア半島へと至る海路は「海のシルクロード」とも呼ばれ、宋の時代から活発に成るが、明は朝貢貿易しか認めない海禁政策を取り、鄭和艦隊で知られるように、海上交易路を海賊から保護した。 鄭和はアフリカのマリンディまで航海している。 その後インド洋は、オスマン帝国・マムルーク朝・ヴェネツィア共和国が制海権を握っていたが、16世紀に喜望峰経由でポルトガルが進出し、1509年のディーラ沖海戦で敗れたため、イスラム商人の交易ルートは衰えた。

また、ソグドは通信手段にハトを活用したと言う。 伝書鳩(カワラバト)は、飛翔能力と帰巣本能が優れ、1000km以上離れた地点から巣に戻ることができるといわれる。 遠隔地へ伝書鳩を輸送し、脚に通信文を入れた小さな筒を付けて放鳩すれば、飼育されている鳩舎に戻ってきたところで通信文を受け取ることが出来る。 通信文だけでなく、伝書鳩が持てるような小さな荷物を運ぶこともあり、その場合は背中に持たせることも多かったと言う。==

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=== 続く ===

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