食糧危機・食の未来と貧困 =33=

◇◆ 日本の飢餓 : 阿部彩 =8/9=   ◇◆

 第二回 子どもの6人に1人が貧困に苦しむ日本の現実・・・後編 

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  貧困をなくすために大切なのは、貧困をつくらないこと、そして世代間の貧困の連鎖を断ち切ることだ。   貧困率を下げるには「まず明確に『貧困対策』としての公的な制度を整えることが先決だ」と阿部さんはいう。 食に関していえば、米国のSNAPのような対策も必要になるだろう。 併せて民間によるサポートの仕組みづくりも重要になる。

たとえば、米国には行政がフードスタンプの支給で、低所得世帯に食料支援をするSNAPのほかに、フードバンクというボランティア団体による取り組みが全米に広く普及している。

フードバンクとは、食品の製造工程で出る規格外品や、賞味期限が近づいて販売できなくなった食品などをメーカーや小売店から引き取り、福祉施設や低所得世帯、ホームレス支援団体などに供給する活動だ。  まだ食べられる食品を廃棄する食品ロスを減らし、有効に利用する方策としても、この取り組みは注目されている。

米国では1960年代に始まり、欧州諸国にも波及した。 日本でも、2000年代初めにNPOによって導入され、フードバンクの運営を行っているNPOは現在では十数団体を数えるといわれる。

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「見えない貧困」をなくすには、さまざまな課題もある。

支援の対象をどう絞り込むか、どのような施策を優先すべきか、現物支給がよいのか、現金支給がよいのかといった問題である。

これまで相対的貧困への対策がほとんどなされてこなかった日本では、新たな施策の開発を積極的に行い、実証的な検討を重ねながら施行していくことになるだろう。  しかし、その際に大きな壁となりそうなのは、財政の問題と貧困対策に対する社会的な合意の形成である。

いうまでもなく、日本は国家予算の半分を国債という借金で賄っている国だ。 消費税は10%まで引き上げることが決まっているが、福祉関係の予算がひっ迫している状況は変わらない。

そこにさらに貧困対策を施すとなると、財源をどう確保するかが大きな課題となる。 安易に増税をすれば、一般世帯の負担を増やすことになる。

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=== 続く ===

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