現代の探検家《小林快次》 =01=

◇◆ Great and Grand Japanese_Explorer   ◇◆

 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 =01= 

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 小林快次、“恐竜の謎”を突き止めた男 ◇◆

 最初の化石発見から半世紀の間、謎に包まれてきた恐竜デイノケイルス。

2014年、ついに全貌が解明。

その一翼を担ったのが日本の恐竜学者、小林快次だ。

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 恐竜学者の小林快次が初めてデイノケイルスの実物化石を見たのは、2001年、フィンランドのヘルシンキで開催されていたモンゴル化石展でのことだった。当時、博士課程の大学院生だった小林は、その時のことをこう語る。

「とにかく大きい、というのが第一印象です。一目見て、これは間違いなくオルニトミモサウルス類だと確信しました」

オルニトミモサウルス類は、ティラノサウルスなども含まれる獣脚類の恐竜のうち、「ダチョウ恐竜」といわれる一群の恐竜である。小さな頭に長い首、ほっそりとした長い後肢という、ダチョウに似た体つきの二足歩行をする恐竜で、足が速かったと考えられている。

オルニトミモサウルス類の数少ない専門家である小林は、デイノケイルスの肩と前肢の化石に、オルニトミモサウルス類に共通する特徴を見いだしていた。

「しかし、問題もありました。オルニトミモサウルス類にしては、大き過ぎた」

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新たな化石発見でデイノケイルスの正体に迫る

当時、デイノケイルスの分類には、さまざまな仮説があった。たとえば、小林の師の一人、カナダ・アルバータ大学のフィリップ・カリー教授は、大きな前肢をもつテリジノサウルスの仲間ではないかと考えていた。「オルニトミモサウルス類と似ている部分は多かったが、断言するには材料が足りなかった」と、小林は振り返る。

デイノケイルスの謎の解明が大きく進展したのは、2006~10年。モンゴルのゴビ砂漠で、国際チームによる恐竜化石の発掘調査が行われた。フィールドでよく化石を発見するという定評がある小林は、毎年の発掘シーズンにはこの調査に参加し、オルニトミモサウルス類をはじめとする獣脚類の研究を担当した。

この一連の調査で、1965年に発見されたデイノケイルスの化石の発掘地点を特定することについに成功。さらに幸運なことに、2006年と2009年に待望の新たな骨格化石が2体発見されたのだ。最初に発見された化石と合わせると、デイノケイルスのほぼ全身の骨格が得られ、オルニトミモサウルス類であることが明らかになった。研究成果は2014年10月、英科学誌「ネイチャー」に発表され、世間を驚かせることになる。

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 さて、彼はNHKが放映した≪『恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い』 NHK「恐竜」プロジェクト(高間大介・植田和貴)≫の監修を行ったが、National_Geographic_Journalniに長期間のフィールドワークを記載している。

2015年1月19日の第一回より、今年3月の第12回投稿(各回の平均4節)まで年に3~4の長期連載である。 この“恐竜化石フィールド日誌”を紹介しよう。

毎年4、5カ月かけて、恐竜化石を産出する世界各地のフィールドを飛びまわり、新たな恐竜化石を探しつづける小林快次さん。 でも、そもそも恐竜化石の発掘調査とは、どんなことをするのでしょう? フィールド調査の様子を中心に、最新の恐竜研究の動向など、幅広く彼は語っている。

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=== 続く ===

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