現代の探検家《田邊優貴子》 =40=

◇◆ Great and Grand Japanese_Explorer   ◇◆

“National Geographic Magazine”より

 南極の凍った湖に潜って、原始地球の生態系を追う =田邊優貴子= 

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◇◆ 第15回 「不本意ながら、極ガール??」 =2/2= ◇◆

 本人がまったく気にしていないとは言え、そんなふうに女性が3度も南極で、風呂・トイレもない場所に数カ月滞在して研究調査をしていることもあってか、以前、「極ガール」というタイトルで連載をしないか? と出版社から話を持ちかけられたことがあります。

しかし、そんなあまりにもポップでキャッチー過ぎるタイトルと、何よりも「ガール」と名乗るには図々しいであろう自分の年齢にひどくたじろぎ、私はそのタイトルを涙ながらに(?)かつ丁重にお断りしたのでした。

さてさて、南極で生き物と言えば、ペンギン? アザラシ? なんて聞かれたりしますが(もちろん南極にホッキョクグマはいませんよ)、私の研究は南極の湖の中に棲息する植物が対象です。

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  南極と言えば、真っ白で寒くて暗い、雪と氷に閉ざされた世界、こんなイメージを持つかもしれません。 でも、全く氷に覆われていない地面が剥き出しになった場所が南極大陸上にはわずかながら存在するのです。 そしてそこには、昭和基地周辺だけでもなんと100個以上もの湖が。

これだけでもなかなか想像がつかないですよね。 けれど、驚くのはそれだけではないのです。

湖の中をのぞいてみると、まるで森林か草原のように湖底一面が植物で覆われた、不思議不思議な世界が広がっています。 水は驚くほど透明で清澄。 水深20mの湖底がはっきりと見えるほどです。

1年のほとんどを氷に閉ざされた南極の湖で、どうしてこんなにも豊かな生態系が出来上がったのだろう?
彼らはどうやって生きているのだろう?

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  この謎を知りたくて、研究を進めています。 そして、時にはそんな冷たい南極の湖に潜って調査をします(前回、私が潜って撮影してきた湖の中の映像をご覧ください)。

フリーマントルで最後の旅支度を終えれば、来たる11月30日に出港します。 荒れ狂う南極海を越え、南極大陸までは3週間ほどの航海になるでしょう。
今回はどんな面白いことが待っているのでしょうか。

帰国は約4カ月後。 それまで、数回にわたって航海中の状況や、現地での調査や野外生活、南極の自然を写真とともにお伝えしていく予定です。

では、 行ってきます。

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=== 続く ===

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