現代の探検家《田邊優貴子》 =43=

◇◆ Great and Grand Japanese_Explorer   ◇◆

“National Geographic Magazine”より

 南極の凍った湖に潜って、原始地球の生態系を追う =田邊優貴子= 

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◇◆ 第17回 「知床ではないのだ」 =1/2= ◇◆

   12月14日、16時58分。

それはちょうど33歳を迎えた翌日の、もうすぐ夕食というところ。 ついにしらせは流氷域に入りました。  外に出ると、久しぶりに見る青空と明るい太陽が目に飛び込んできて、一気にテンションが上がったのでした。 しかし、目の前の流氷はまだ小さく、冬の知床と区別がつかないくらいです。

11月30日にフリーマントルを出航してから16日間。 その間に、晴れ空が見えたのはたったの3日でしょうか。 とにかくずっと悪天が続いていたのです。 さらに、12月7日に進路を西へ取り始めてからというもの、南下していたときと違い、飛んでいる海鳥の種もほとんど変わらなければ、さほど景色も変わらない。 暴風が吹き荒れ、どんよりした風景の中、波しぶきを大きく上げながら、しらせは単調な航海を続けていました。

そんなわけで、流氷域に入っただけでなく、燦々と輝く太陽を見て、わぁっ!とテンションが上がってもそれはしかたのないことなのです。 その日の夜、しらせ船内では女子会なるものが密やかに開かれました。 この53次隊の女性メンバーは、隊員4名に同行者4名の、合計8名。

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   みんなどんな人かというと、植物生態(私)、地球物理、超高層大気の研究観測担当がそれぞれ1名ずつ、医者1名、学校教諭1名、博士課程大学院生3名(それぞれ動物行動、海底地形、海氷が各自の研究テーマ)となっています。

今回は珍しく人数がとても多いのではないでしょうか。 と言っても全観測隊員と同行者をあわせると合計72名なので、全体に占める割合は1割程度です。 そんな少ない女性陣ですが、頑張って盛り上げていこうということで女子会がセッティングされたのです。
と言っても、私自身、普段から女性が少ない環境にいるため、女子会というものに参加するのは専ら南極に行くときくらいですが・・・。

女子会の話題?

まあ、普通の女子の他愛もない話ですよ。 大学院生の子がバイト先の焼肉屋さんから南極に行く餞別に大量のマッコリをもらったとか、普段聞いているラジオ番組を聞けなくなるので録りだめしてiPodの中が全部それになっている(しかも伊集院光の番組)とか、今年の男性隊員で誰が格好いいかランキングの発表とか(これは嘘です)・・・。

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=== 続く ===

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