現代の探検家《田邊優貴子》 =49=

◇◆ Great and Grand Japanese_Explorer   ◇◆

“National Geographic Magazine”より

 南極の凍った湖に潜って、原始地球の生態系を追う =田邊優貴子= 

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◇◆ 第21回 「岩から謎の鳴き声が!」   =前節=  ◇◆

 2012年1月9日~13日にかけて、ラングホブデというエリアに行ってきました。 私たちがいつもベースにしているスカルブスネスよりも、昭和基地の近くに位置しています(地図参照)。

ラングホブデでは、「雪鳥沢」と「ラングホブデ氷河」という2つの地点に滞在しました。 雪鳥沢では沢の陸上植生から湖沼を含む生態系の調査を、ラングホブデ氷河では氷河を掘削している調査チームの手伝いをすることが目的。

渡辺佑基隊員たちペンギン調査チームが滞在しているのも同じラングホブデですが、それは「袋浦」という場所。 雪鳥沢とは直線距離で約5km離れています。

直線距離で5kmほどとは言え、複雑な地形のため、歩いて行くとなると山越え谷越えで15~20kmの道のり。さらに途中、氷河で分断されているので、海氷が安定しないこの夏の時期に雪鳥沢と袋浦を自由に行き来するのは、ほぼ無理に等しいのです。

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 というわけで、ペンギンチームと感動?の再会ができるのはまだまだ先になりそうです。

南極大陸を歩いていると、自分はまるで火星に降り立ったのではないかと錯覚するほどです(もちろん火星に行ったことなどないですよ。 あくまでも、よくSF映画で見るようなイメージです。 あしからず)

大陸岩盤が剥き出しで液体状態の水も乏しく、どこまでも荒涼とした光景が広がっています。 氷河に削られてツルツルになった岩盤や氷河擦痕がいたるところに見られ、地球はつい最近まで氷河期だったことを思い知らされます。

そんな中、少しでも水が流れる場所であれば、そこにはコケや藻類、地衣類が小さく息づいています。

南極大陸の陸上では、こうしたコケや藻類、地衣類が生態系のトップに君臨(?)しています。 クマムシ・ダニ・トビムシ・ワムシ・線虫などがわずかながら存在しますが、捕食者としてはほぼ無きに等しいようなものでしょう。

温帯や熱帯だけでなく北極圏を見てみても、動物や虫などがいるのが普通。 コケや藻類といった基礎生産者がトップに立つ特殊な生態系が成立しているのは南極大陸くらいのものです。

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=== 続く ===

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*当該地図・地形図を参照下さい

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