民族のソウル・フード探訪 =003=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

 ★ インドの味噌汁はスパイシー!? =2/3= ★

インド料理-4

 そう教えてくれたのは、西葛西でインド料理店を営むジャグモハン・S・チャンドラニさん。 1979年からこの街に住むチャンドラニさんが、彼らの住居を世話するうちに、人が人を呼んでインド人が集まるようになったのだという。

「今でこそファミリーも増えましたが、当時は単身で働きにきている人間ばかりでした。 仕事が忙しい彼らは料理を作る暇もありません。 でも、疲れた時ほど食べたいのが母国の味。私は紅茶などの輸入販売を本業にしていますが、彼らが日本にいても家庭料理を食べられるようにと店を始めたんです」

店のメニューにはチキンや魚介、ほうれん草のカレーなどが並ぶ。家庭で食べる料理ばかりなら、この中にソウルフードがあるのではないか。 そう尋ねるとチャンドラニさんはうなずいて、ひとつの料理を出してくれた。 見れば、黄褐色のどろっとした汁に鼻の奥がぴりっとする香辛料の香り。こ、これは・・・・・・。

インド料理-1

 「カレーですね」  思わずつぶやくと、チャランドニさんは首を横にふった。

「これはダールといいます」

 そもそも、インドにカレーという言葉はない。 大航海時代にインドにやってきた西洋人が、インド人が食べているスパイスを使った煮込み料理を「カレー」と呼び、それが世界に広まったのだという。

語源は諸説あるが、インド南部の言葉・タミル語で「汁」を意味する「kari(カリ)」がなまったもの、という説が有力だとか。

「インド人は3食カレーを食べていると言われますが、我々から見れば全部違う料理なんです。 だから、みなさんがチキンカレーと呼んでいるものも、インドでは調理法や使うスパイスによってそれぞれ違う料理名がついています。 ダールとは豆の煮込み料理の総称。 インドでは毎日毎食、このダールを食べるんです。 まさに、日本でいう“味噌汁”ですね」

なるほど~と感心しつつ、豆カレーもとい、豆の煮込み料理・ダールをひとくちいただく。 豆は口の中でほろりと崩れるほどにやわらかく、ほのかな甘みがスパイスの刺激をやわらげるとともに、味に深みを出している。

インド料理-x

  === 続く ===

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