民族のソウル・フード探訪 =004=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

 ★ インドの味噌汁はスパイシー!? =3/3= ★

インド料理-6

ダールという言葉は料理を指すと同時に、「挽き割った豆」という意味を持つ。チャンドラニさんが出してくれたダールには、インドではポピュラーなムング豆とトゥール豆の2種類の挽き割り豆が使われているという。 挽き割ることでとろみとうま味が引き出され、まろやかな味に仕上がるのだ。

「インドは日本の約9倍の面積を持つ広い国です。地域によって気候も異なりますから、北は小麦、南では米を主食にするなど、食文化も地方色豊か。でも、ダールは全国で食べられています。インドは人口の半分がベジタリアンなので、豆は貴重なタンパク源になるし、乾燥させれば日持ちがしますから、どの地域でも重宝されたのでしょう」

インド料理-5

 だから、インドでは大豆をはじめ、レンズ豆やひよこ豆、インゲン豆などたくさんの種類の豆が栽培され、どの村に行っても豆を売る店がある。 ダールには挽き割っていない豆や皮のついた豆も使われるし、同じ豆でもスパイスの種類や調理法を変えることで味の幅は無限に広がるから、毎食でも飽きることはないとチャンドラニさんは言う。

「私は乾燥させた豆のダールが好き。東部の乾燥した地域の生まれですからね。生ショウガと塩、青唐辛子、黒胡椒を使って作ります。シンプルだけど驚くくらい味に深みがあって美味しい。日本の味噌汁にも赤味噌や白味噌があって、具材もいろいろ豊富なように、ダールも地域の味、家庭の味、思い出の味があるんですよ」

日が落ちると、スーツ姿のインド人がひとり、ふたりと店に集まりだした。店ではメニューにあるダール以外に、より家庭の味に近いものを「まかない料理」として毎日作り、彼らに出しているという。 チャンドラニさんの店は、インドの企業戦士たちがダールを食べながら、ほっとくつろぐもうひとつの家なのだ。辛いイメージが強いインド料理の中で、ダールにどこかやさしさを感じたのは、そうしたインドの人々の心が含まれているからかもしれない。

インド料理-6

  === 続く ===

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