民族のソウル・フード探訪 =028=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

 ★ スリランカ美女も目がない、ホッパーとは!? =1/3= 

スリランカ料理ー1

  「ホッパーって知ってますか?」

打ち合わせに訪れた喫茶店で席に着くや否や、この連載の担当編集者Tさんが尋ねてきた。 「……イージー・ライダーですか?」。そう答えようとする私の頭の中を見透かすように「デニスの方じゃないです」とTさんは言葉を遮って話を続ける。

「スリランカの“おふくろの味”らしいんです」

とあるレセプションに居合わせたスリランカ大使館のスタッフが、祖国を思い出すソウルフードだと教えてくれたと言う。 「日本ではつくっているスリランカレストランが少なくて、あまり知られていないようです。 でも、代々木公園で開催される『スリランカフェスティバル』で食べられるそうなので行ってみませんか」とTさん。

インド半島の南東に位置する島国だけに、食べ物といえばカレーのイメージしかない。 しかしフェスではホッパーのほかにもさまざまなスリランカ料理が食べられるというので、これはおもしろそうだと出かけることにした。 ハーレーダビッドソン……ではなく電車を乗り継ぎ、スリランカのおふくろの味を探す旅へ。

東京・原宿駅から歩いて5分ほどの会場は、スリランカ料理の屋台を中心に特産物を販売するブース、伝統医学のアーユルヴェーダや占いのブースが軒を連ね、多国籍の客で大賑わい。 「まずはホッパーとは何か、聞き込みをしましょう」と、セイロンティーの試飲を楽しむ私の腕をTさんが引っ張りやってきたのが大使館のブースだ。

「ホッパーはお椀型のクレープのような料理です。 真ん中に卵を落としたりもします。 朝ごはんで食べることが多いですね」

そう教えてくれたのは青いサリーがよく似合うルワンティさん。 スリランカ全土、どこの人でもみんなが好きな国民的料理だからぜひ食べてみてほしいと言う。お椀型のクレープとは一体……。フェスでも出しているブースが2~3店とのことで、一つひとつ確認しながら歩いていると、「あ、あれじゃないですか!?」と指し示すTさんの指先にいたのは2人の女の子だった。

スリランカ料理ー2

 「今日はホッパーを食べにきたんです」。 突然話しかけたにもかかわらず、笑顔で答えてくれたのはスリランカ人のイーシャさんとサンジさん。 2人とも留学生だという。 「日本に来る前に食べて以来、1年半ぶりなのでうれしくて。故郷が懐かしくなってしまいました」と、手に持っていたホッパーを見せてくれた。

確かにお椀型をしている。 生地は薄いけど中心部だけふっくらと盛り上がっていて、全体的に漂う甘い香りは、そう、これはココナッツだ。 さっそく自分たちも購入して味見してみる。 クレープやホットケーキのように甘いのかと思いきや、素朴な塩味。 でも、その中にほんのりとココナッツの甘みがあってなんだかやさしい味がする。

スリランカ料理ー3

※ スリランカ料理とは、南アジアのスリランカの料理。 熱帯に属するスリランカの豊富な食材と新鮮な香辛料を多用した、スパイシーな料理が多い。 地理的に南インドに隣接し、国民の2割弱がタミル人であることから、南インド料理との共通点も多い。 デザートには、17世紀にスリランカを支配したオランダの影響も見られる。

インド料理と比較して際立っているスリランカ料理の特徴として以下のものが挙げられる。

 === 続く ===

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