民族のソウル・フード探訪 =030=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

 ★ スリランカ美女も目がない、ホッパーとは!? =3/3= 

スリランカ料理ー7

 「スリランカではホッパーだけでなく、カレーやお菓子など多くの料理にココナッツが使われています。 油や酢もつくるし、繊維は束子に、ココヤシの葉は屋根に利用される。スリランカ人にとって欠かせないものなんです。 都市部以外の家はどこも庭にココヤシの木があるんですよ。 私も母親に持ってきてと言われると、庭にいってもいでいた。 そんなフレッシュなココナッツは他では食べられません」

ココヤシの酒にしても日本では手に入らないから重曹で発酵させているというが、そうすると独特の酸味が出ないらしい。 「日本で本物のホッパーをつくるのは難しい」とアジットさんはさみしく笑う。 そのためセイロンインでもメニューにはないが、希望が多いので材料がそろう時のみ出しているという。

「弱火で焼くから時間もかかる。最近はスリランカでも家でつくらずに専門の店で買う人が増えたけど、母親が米を砕き、庭のココナッツミルクを使って一枚一枚焼き上げたあの出来たての味に勝るものはありませんね」

ココナッツといえば、先ほどの留学生、イーシャさんたちが「これもスリランカでは欠かせない」と言って「ポルサンボ」という料理を教えてくれた。 ココナッツのふりかけだそうだ。 せっかくフェスに来たのだからと買い求めた。

「ココナッツにモルディブフィッシュの削り節と唐辛子、柑橘果汁などを混ぜてつくる伝統的な料理です。 簡単だし、これがあればご飯をいくらでも食べられる」とイーシャさん。 モルディブフィッシュはカツオの一種なので、いわば鰹節。スリランカに鰹節があることに親近感を覚えつつ、ひとくち食べる。  ココナッツの歯ごたえが小気味いい。  最初はピリッと辛いが、すぐにココナッツの甘みと相まって最後に鰹節の風味が残る。  ココナッツはお菓子のイメージが強かったが、米にも合うという意外性。あっという間にたいらげてしまった。

カレーしかなかったスリランカ料理のイメージが見事に覆された一日。 「ほかの料理もぜひ食べてみて」という彼女らの言葉に従って、食べたりない腹の欲求を満たすべく、日が暮れるまでスリランカフェスを堪能したのでした。

スリランカ料理ー8

  • スリランカの主な料理、その二

ゴダンバ・ロティ : 東南アジアのロティ・チャナイに似たパン。卵や魚とジャガイモを詰めたものもある。

ピラウ : ピラフ。 米の他、インディ・アーッパで作ることもある。

ブリヤーニー : ムスリムの米料理。

トーサイ : タミル人の料理。米粉とケツルアズキから作った生地を発酵させて焼いたクレープ風のパン。

サンボール : インドのチャツネに相当する料理。ココナッツ、ミント、トマト、タマネギなどから作られ、モルジブ・フィッシュが入ることがある。

ルヌミリス : タマネギ、唐辛子、モルジブ・フィッシュ、ライム汁、塩を混ぜ合わせてすりつぶした調味料。

デザート・菓子 : アルヴァー(米粉とカシューナッツハルヴァ)  / サゴプディング(サゴパールまたはタピオカパールのプディング)  / カラメルプディング(カスタードプディング)  / コキス(鶏卵、米粉、小麦粉、砂糖、ココナッツミルクから成る生地を、星や蝶の形の金属製の型にからめて揚げた菓子。

ドリンク : キリテー(庶民的なミルクティー。 BOPFのような細かい茶葉と多めの砂糖、それに粉ミルクまたはコンデンスミルクを用いる。 インドのチャイとは異なり、スパイスなどは用いない)  / ヤシ酒(ヤシの木の花茎を切ると樹液が出てくる。 この樹液をカメで受け、そのまま静置すると酵母により発酵してアルコールが発生する。 できあがりは微かに発泡しており、かすかに甘い。 素朴な味の酒である。 このラーを蒸留し、熟成させたものがアラックである。)  / ライオンビール(スリランカの代表的なブランド。 国際的に高く評価されている。)

 === 続く ===

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