民族のソウル・フード探訪 =034=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

 ★ ハイジで見た憧れのチーズ料理 =1/3 = ★

スイス料理ー1

 またしても道に迷ってしまった。 東京荒川区の日暮里。江戸時代、道灌山(どうかんやま)や諏訪台といったこの辺りの台地は江戸の町から富士山まで見渡せる景勝地として名高く、日が暮れるのを忘れて見入ってしまうことから日暮里の名がついたほどだったという。 今は都内屈指の寺町であり、昭和の町並みが残る谷中も近いことから、人気の散策エリアとして賑わっている。

なぜここに来たのか、それは友人たちとの会話が発端だった。「子どもの頃、アニメや映画に出てきた料理に憧れたよね」。 その一言が場を盛り上げる。『天空の城ラピュタ』の目玉焼きトーストに『はじめ人間ギャートルズ』のマンモス肉……。 そういえば昔、『クレイマー、クレイマー』でダスティン・ホフマンが作るフレンチトーストを自分でも真似して作ったっけ。

 その中で全員が「憧れた!」と一致したのが、テレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』に出てきたチーズをのせたパンだった。 おじいさんが暖炉でチーズをあぶってパンにのせる。シンプルな料理だがトロトロに溶けたチーズをほおばるハイジがたまらなく羨ましかった。ただのチーズパンとは言い難い魅力を持つあの食べ物は何なんだろう。

そもそも原作となった『ハイジ』は、19世紀のスイス人女流作家ヨハンナ・シュピリ著作の世界的に有名な児童文学作品。 ハイジの住む山小屋や牧童のペーターが山羊を世話する様子は当時のアルプスの暮らしそのもので、1世紀以上を経たいまもその情景は大切に受け継がれている。 そんなスイスを象徴する少女が食べるあの食べ物には、スイス人の思いが込められているかもしれない。 それを確かめるためにやってきたのが日暮里である。

では、なぜ日暮里なのか。話は10年以上前に遡る。 山手線全駅を徒歩で一周しようと思い立ち、東京駅から外回りに歩いていた私と友人は、西日暮里駅から上野駅にかけての風情ある町並みに魅せられ、中に入り込んだのだが、道に迷ってしまった。 とにかく高台に行けば線路の方に戻れるはずだと、へとへとになりながら歩いていたとき、目に飛び込んできたのがスイスの国旗だった。

スイス料理ー2

※ スイス料理 : スイスには多くの地方料理がある。例えば、細切りの仔牛肉とマッシュルームをクリームソースで煮込んでレシュティを添える料理、ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテスがある。 イタリア料理、特にパスタとピザが現在スイスで広まっている。 しばしばスイス特産とされる食品に、チーゥとチョコレートがある。 スイスチーズ、特にエメンタールチーズグリュイエールチーズヴァシュラン・モン・ドール、およびアッペンツェラーは有名なスイス産のチーズである。 最も有名なチーズ料理は、フォンデュラクレットである。 これらの料理の発祥は地方料理であったが、チーズ販売を促進するためにスイスチーズ協会により広められた。

レシュティは大衆的なジャガイモ料理で、スイス全国で食べられている。 元来は朝食用であったが、これに替わりミューズリーが朝に食べられるようになり、スイスではバーヒャーミューズリー(Birchermüesli、地方によりBirchermiesli)と呼ばれている。朝食とディナーでは、薄切りパンにバターとジャムをつけて食べる。 スイスには様々なロールパンがある。 ディナーではパンとチーズが一般的である。

タルトキッシュもまた、伝統的なスイス料理である。 特にタルトは、甘いリンゴから玉葱まで、あらゆるトッピングで作られる。

スイスのイタリア語圏、ティチーノ州には、この地域に特有のレストランがある。 グロット(Grotto)は田舎の料理店であり、パスタから自家製の名物肉料理まで、伝統料理が供される。 人気の料理は、職人的なソーセージの一種、ルガーニガ(LuganigheLuganighetta)である。 ワイン貯蔵庫であった実際の洞窟を改装してレストランにしている。 その性質上、多くは森林の中や周辺の岩場に建てられる。 外観は花崗岩で作られ、外のテーブルや椅子も同じ石で作られる。 グロットは、地元客でも観光客にも、特に暑い夏の期間に人気である。

スイス料理ー3

 === 続く ===

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