民族のソウル・フード探訪 =049=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

 ★ パンチの効きすぎ!! エジプトのB級グルメ =1/3= ★

​​​​​​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​エジプト料理ー1

大砂嵐のパワーの源
今回のソウルフード探訪はこのキーワードから始まった。 2013年の大相撲九州場所で入幕を果たしたエジプト人力士の大砂嵐。 アフリカ出身で、イスラム教徒の大相撲力士誕生は初めてのことであり、初土俵から10場所での幕内が外国出身としては最速だったことから、大きな注目を集めた。 その大砂嵐を紹介する新聞記事を読んでいたとき、ある食べ物の名前が目に飛び込んできた。

コシャリ

「豆とご飯、パスタを混ぜてトマトソースをかけたエジプト名物の混ぜご飯」だそうで、「ご飯とパスタを混ぜる」荒技ぶりに「すげージャンク!」と仰天したが、大砂嵐は「一食に10杯は平らげた」という。

実は一度、大砂嵐に遭遇したことがある。 ミーハー気分全開で身体を触らせてもらったのだが、鍛え抜かれた筋肉の張りに「力士ってかっこいいなあ」と惚れ惚れしたものだ。 「あの筋肉とパワーの影にコシャリありか」。 そう考えると、がぜん興味が湧いた。 エジプト最強力士を夢中にさせた名物料理、ぜひともお手合わせ願おうじゃないか。

訪れたのは都内有数の高級住宅街として知られる目黒区青葉台。 この一角に立つ区民センターで月に一度開催されている、エジプト料理のクッキングパーティーに参加するためだ。 来日35年のヤヒヤ・アボ・ショーシャさんを世話役として、毎回さまざまなエジプト料理をつくるという。 ヤヒヤさんに問い合わせるとコシャリもつくってくれるというので編集Tさんとともにやってきたのだ。

調理室ではすでに料理が始まっていた。 4つあるキッチン台に全部で10人くらいだろうか、エジプトの人びとを中心に、日本や台湾、モロッコの人たちが、ヤヒヤさんの指示のもとで料理の下ごしらえをしている。 壁に貼られたホワイトボードにはファラフェル、バシャメル、キブダ……と15品ほどの料理名がずらり。

「今日はこれを全部つくります」とヤヒヤさん。名前だけでは想像できないものばかりだが、コシャリの文字があることを確認して、忙しく動き回るヤヒヤさんの代わりにホワイトソースをつくっていたエジプト人女性にさっそく聞いてみる。

「コシャリ好きですよ!」と笑顔で答えてくれたのは、東京外国語大学に留学して1年半というラナ・セイフさん。 「家で食べることもあるけど、圧倒的に外食が多いですね。 町のあちこちに専門店があって、みんなお気に入りの店を持っているの。 一皿3~5エジプトポンドと安いので学生の味方。 学校帰りに友だちとコシャリを食べながらおしゃべりする時間がすごく好きでした」(2014年1月6日現在、1エジプトポンドは約15円)

改めてどんな料理か尋ねると、「ご飯にレンズ豆とパスタ、そして素揚げした玉ネギを混ぜてトマトソースをかけて食べます。味付けは店によって違うけど、このスタイルは共通です」とラナさん。 「女子にはちょっと高カロリーだね」なんて笑っていたら、調理風景を撮影していた編集Tさんが「あっちでコシャリつくってますよ」と言ってきた。

エジプト料理ー2

※ エジプト料理はそのルーツを古代エジプトまで遡ることが出来る。 古代エジプトではすでにパンやビールが消費されていた。 長い歴史の中でペルシャ、古代ギリシャ、古代ローマ、トルコとの交流があり、新しい食材の伝来とともに食の文化も進化し、地中海料理西アジア料理の影響も入ってきた。

7世紀にエジプトがイスラム化すると、イスラム教の食の戒律ハラールにより、ビールやワインなどのアルコール飲料や豚肉が禁止されるなど、食文化に大きな影響を与えた。 現代エジプトの料理の中には、ベシャメルソースを使ったグラタン風の料理など、西ヨーロッパの料理の影響も見られる。

北アフリカのサハラ砂漠の東部に位置するエジプトは国土の大半が砂漠気候であるが、北部海岸地帯は温暖な地中海性気候で、ナイル川の河口に広がるナイル・デルタはステップ気候である。 降雨量は少ないが、豊富なナイル川の水により、流域およびデルタ地帯で様々な作物が作られている。 これらの豊富な穀物・野菜・果物などの農作物や地中海やナイル川からの魚介類、肉類では羊肉・牛肉・鶏肉を使った料理が食べられている。

エジプト料理ー3

 === 続く ===

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