民族のソウル・フード探訪 =076=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】
  • これがないと始まらない!ブラジル人、熱気の源 =1/3= ★ 

    ブラジル料理ー1​​​​​​​​​​​​​

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 FIFAワールドカップが始まった。 世界が熱狂する4年に一度のサッカーの祭典。 5大会連続の出場となる日本も、前大会のベスト16のさらなる高みを目指して盛り上がりをみせている。 今大会の開催国はブラジル。 1930年に始まったこの大会で、最多となる5度の優勝を誇るサッカー王国だ。 今回も優勝候補の筆頭に挙げられるブラジル選手のスタミナ、そして国民の熱気を生み出すソウルフードって何だろう。

そんなブラジルの味を求めて向かったのは群馬県大泉町。 人口約4万1000人のうち、約1割がブラジル人という“ブラジリアンタウン”だ。 浅草から東武鉄道の特急と各駅を乗り継いで1時間半、市街地の最寄りである西小泉駅にたどり着く。「大泉町なのに小泉?」とツッコミながら改札を出ると、まず飛び込んできたのは観光案内所のブース。 あいにく人はいなかったが、「ようこそ! 日本のブラジル『おおいずみ』へ!!」と書かれた黄色と緑のブラジルカラーのド派手なブースに、異国のにおいを感じる。

街に出るとそのにおいはさらに強くなった。 商店の看板などのいたるところに、ブラジルの国旗や公用語であるポルトガル語があふれているのだ。 すれ違う人も日本人より外国人のほうが多いほど。洋品店のショーケースに並ぶ、セクシーすぎる原色ボディコン服を見ては「いつ着るんだ?」なんて言いながら、街を包むラテンな空気にテンションも上がっていく。 さあ、聞き込み開始だ。

この日は、いろいろな国の料理が食べられるイベントが行われているとのことで、会場である「いずみ緑道 花の広場」に足を向けた。 会場にはブラジルをはじめ、パラグアイやエジプト料理の屋台が並んでいる。さっそく、ブラジル人と思われる人に声をかける。 「あなたの国のソウルフードはなんですか?」  「毎日食べるよ」「ブラジルの代表的な料理だね」 「牛肉のトマト煮込みが好物だけど、そのときも欠かせないよ」

異口同音に出てきたひとつの料理。 褐色の肌に黄色いシャツが似合う、陽気なブラジル人男性のオリベラ・ジューシェリノさんにいたっては、「コレがないと生きていけない!」と言うほどだ。 しかし、このイベントでは食べられないらしい。 そこで、どこで食べられるか聞いたところ、「スーパータカラならあるよ」と教えてくれたので、行ってみることにした。

ひときわ賑わう大きな店。 看板にはブラジルの国旗が大きく掲げられ、「SUPER MERCADO TAKARA(スーパータカラ)」とある。 在日ブラジル人が食材や日用品を買うためのスーパーマーケットだ。 その料理は、店内に併設するブラジル料理レストラン「ロデイオグリル」で食べられるらしい。

ブラジル料理ー2

 店内に入ると、もはやそこはブラジルだった。 目の前にブラジルの国民的な炭酸飲料「ガラナ」が山積みにされ、さまざまな種類の乾燥豆や渦巻き状の生ソーセージなど、日本のスーパーでは見かけない商品が並ぶ。 店員も買い物客も、私のような観光客をのぞけば日本人とおぼしき人はわずか。なんだか不思議な光景だ。

店内を楽しみながら、お目当ての「ロデイオグリル」へ。 対応してくれたのはオーナーのマルコ・アントニオ・宮崎さん。 父親が日系1世、母親が日系2世の日系ブラジル人だ。 マルコさんにその料理について尋ねる。  「ああ、フェイジョンですね! ブラジル人は毎日食べますよ」

そう話すマルコさん。ブラジルでは“豆”という意味を持つ言葉だそうだが、ブラジル人に欠かせないフェイジョンとはいったいどんな料理なのだろうか。 「豆を煮込んだ料理なんです。 ブラジル人の主食はお米ですが、白いごはんのときは必ずフェイジョンと一緒に食べるんですよ」とマルコさん。 イベントにいた人が「日本の味噌汁のような感覚だ」と話していたな。それを言うとマルコさんも「そうですね」とうなずいてから、「うちは日系なので和食もよく食べましたが、その時もフェイジョンはありました。 味噌汁とフェイジョンを両方食べるんです」と笑う。

ブラジル料理ー3

 === 続く ===

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