民族のソウル・フード探訪 =082=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

発酵が命! 酸っぱさが美味しいエチオピアの主食 =1/3= ★

​​​​​​​​​​​​​​​​​ ​​​​​​​​​​​​​​エチオピアー1

​​​​​​​​​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

   その食べ物を知ったのは、友人がFacebookに投稿した記事だった。仕事で赴いた先の国民食として紹介していたのだ。興味を持った私はさっそくインターネットで検索してみた。すると……。

「見た目は雑巾、味はカビの生えた雑巾」
「これを食べるのはこの国で最大の試練」
「恐怖の体験だった」

美味しいと評しているのはごくわずか(ちなみに、友人はその少数派の1人)。そもそも雑巾を食べたことがあるのか? とにかく、なんともひどい言われようではないか!

俄然、興味が増した。しかし、東京近辺でこの国の料理が食べられる店が少ないうえ、作るのに手間がかかるようで常備しているところはほとんどない様子。そんなわけで、私はことあるごとに、「食べたい、食べたい」と言い続けてきた。そうしたら……言ってみるもんですね。今回、この食べ物を食べる機会に恵まれたのだ。

場所は東京・世田谷区にある、東アフリカの国、エチオピア連邦民主共和国の大使公邸。ここである受賞パーティーが催され、エチオピア料理が振舞われるというので、お邪魔させていただいたのである。中に入るとパーティーはすでに始まっていたので、さっそくビュッフェスタイルで料理が並ぶほうへ向かうと、あった、あった。山のように積まれている。

「これが、インジェラか!」

日本の米のようにエチオピア人が毎日食べる主食だ。くるくると巻き物のような状態は身体を洗うスポンジのよう。広げてみると長方形でクレープの生地に似ているが、より厚みがあってフカフカしている。色はグレーで“雑巾”と表現するのもわからなくはない。周りを見ているとインジェラを広げて、シチューのような煮物や野菜料理を載せ、それらの料理につけて食べるようだ。

「エチオピア人はインジェラを食べないと満腹感が得られないんですよ」

インジェラについて詳しく教えてくれたのはセイファさん。東京・目黒区でアフリカと地中海の料理の店を営むシェフだ。エチオピア人の活力の源だそうで「日本では材料が手に入りにくくてなかなか食べることができませんが、私なんかはあまり長い間食べないでいると力が出なくて動けなくなってしまいます」という。切望していたインジェラが目の前にある。それではと、まずは何もつけずに一口。

「酸っぱい!」

エチオピアー2

エチオピア料理とは、エチオピアで食べられている料理の総称である。 =その一=

アフリカの角の根元に位置するエチオピアはエジプト、西南アジア、アラブ、地中海方面の文明が交錯する地域であり、食文化も様々な文化の影響を受けている。

エチオピア北部ではインジェラと呼ばれるパンケーキ、南部ではエンセーテと呼ばれる植物が食事の中心となっている。

インジェラはイネ科の植物であるテフから作る酸味のあるパンケーキで、紀元前100年ごろにはすでに作られていたと伝えられている。 元来インジェラはエチオピア北部の高原地帯の料理として食べられていたが、19世紀後半にアムハラ人がエチオピア南部に勢力を拡大するにつれてインジェラが食べられる範囲も広がっていった。 インジェラはエチオピア各地で日常食、特別な日の食事として調理されるようになった。

インジェラを食べる場合、通常は手でちぎったインジェラをワットというシチューに浸して食べるが、ワットを作る余裕が無いときにはインジェラには何も付けず、もしくは岩塩のかけらや青トウガラシを挟んで食べる。 ワット以外のインジェラの付け合せには炒めた肉、豆類や多年生キャベツの煮込み、生肉、チーズなどが挙げられる。

 

他のアフリカの地域の料理には熱い料理が出され、主食と副菜が混ぜ合わせた状態で供される特徴があるが、エチオピア料理には冷めた状態で供される主食のインジェラ、主食のインジェラと副菜のワットが別個に供されるといった他地域には無い特色が確認できる。

インジェラのほか、ダボと呼ばれるテフと小麦で作るパンも朝食、昼食、携帯食として食べられている。

エチオピアー3

 === 続く ===

前節へ移行 ; https://thubokou.wordpress.com/2017/05/27/

後節へ移動 ; https://thubokou.wordpress.com/2017/05/29/

 ※ 下線色違いの文字をクリックにて詳細説明が表示されます ⇒ ウィキペディア=に移行
*当該地図・地形図を参照下さい

—— 姉妹ブログ 一度、訪ねてください——–

【疑心暗鬼;民族紀行】 http://bogoda.jugem.jp/

【浪漫孤鴻;時事心象】 http://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/

【閑仁耕筆;探検譜講】 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中