民族のソウル・フード探訪 =092=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

歌や小説になった、ドイツ人が愛してやまない料理とは = 2/3 = ★

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ​​​​​​​​​​​​​​ドイツ料理ー1

​​​​​​​​​ ​​​​​​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

 「カリーヴルストはソースが決め手。 ケチャップとカレーパウダーを使うのは共通しているけれど、そこに店独自の工夫を加えるんです。マスタードを入れたりしてね。 だから店ごとに味がまったく違う。みんなそれぞれにお気に入りの店を持っているし、有名店はいつも行列ができています」

ベルンドさんの店のソースはおばあさん直伝だそうで、作り方を聞くと「企業秘密だよ」とのこと。 そうだよな、ソースが命だもんなあ。 ソーセージは豚肉を主体に牛肉や羊肉を加えたもので、焼いたりボイルをしたりとこれも店それぞれだという。 学校帰りや散歩の途中に買って食べたりもするというから、「日本でいえば、たこ焼きみたいな感じ?」と言うと「そうそう!」とベルンドさんは頷く。

「私の店のカリーヴルストはドイツでも有名なんですよ。 日本にカリーヴルストを広めた店として、ベルリンにあるカリーヴルストミュージアムで紹介されているんです」

え!?カリーヴルストの博物館があるの?

紹介されていることもすごいが、専門の博物館があることに驚いた。 そこでは食べることはもちろん、カリーヴルストの歴史や調理法なども紹介しているという。 さらには「Qwoo」という名の“ゆるキャラ”までいるらしい……。 どうやら、ドイツ人のカリーヴルスト愛は私が思っている以上のようだ。

カリーヴルストは第二次世界大戦後に食べられるようになったという。 意外と新しいんだなと思ったが、発祥地はベルリン、ハンブルク、ルール地方と諸説あってどこも譲らず、論争が巻き起こっているらしい。 中でも有力とされているのがベリルン説で、博物館は2009年にカリーヴルストの生誕60周年を記念して設立された。 その説はこうだ。

1949年、ベルリンでソーセージ店を営んでいたヘルタ・ホイヴェルという女性は、戦後の質素な食事に少しでも楽しみを見出したいと思った。 そこで、それまでシンプルに焼いたりするだけで売っていたソーセージに、近くに駐屯する英国軍から手に入れることができたケチャップ、ウスターソース、カレーパウダーでソースをつくってソーセージにかけたところ、あまりの美味しさにたちまち評判になったという。

ドイツ料理ー2

※ ドイツ料理の歴史

「ドイツの料理」は、フランスやイタリアなど南の暖かく食材に恵まれた国々の料理とは異なり、風土的に食材が不足しがちであるため、これを解消するための工夫が凝らされているのが特徴である。 冬季は、作物があまり取れないためマリネザワークラウト、ヴルスト(ソーセイジ)などの保存食品が発達してきた。

フランス革命後、旧貴族やそれに関係した人々が多くドイツに移ってきたため、彼らの影響も受けている。 またドイツは中小の諸邦がまとまって成立した連邦国家で、しかも東西南北に広がり、南部のバイエルンの山岳地方から、温暖なライン地方、北の湖沼地方まで風土も農産物もバラエティに富んでいるため、一口にドイツ料理といっても数多くのバリエーションがあり、地方によってそれぞれ名前も異なる。

新大陸発見後、南米からもたらされたジャガイモは、長い不作の時期、ドイツの民衆の飢えを満たす上で多大な貢献があった。 当時の食糧不足からくる口減らしの悲劇は、グリム童話の子捨てや姥捨て話の中にその痕跡を残している。 特に第1次大戦においては、イギリス軍の海上封鎖があり、食糧供給は極端に不足し、多くの餓死者を出した。 ドイツ最大の危機は1916年で、ルタバガで飢えをしのいだといわれる。 アデナウアーは代用品の開発に力をそそいた。

第2次世界大戦においては、ナチス政府は種々の工夫をしたが、その一つはアイントプフ(質素な鍋料理)を推奨したことである。 「アイントプフの日曜日」キャンペーンでは節約した金を寄付することを奨励した。

ドイツの料理では、ジャガイモを使った料理が必須のメニューに数えられる。 女の子はジャガイモでフルコースの料理が出来るようになれないとお嫁にいけない、という言葉があるくらい、ジャガイモは大きな役割をもっている。 もっとも現代のドイツ人が毎日ジャガイモばかり食べているということはなく、ジャガイモが主食になることもない。

ドイツ料理ー3

 === 続く ===

前節へ移行 ; https://thubokou.wordpress.com/2017/06/06/

後節へ移動 ; https://thubokou.wordpress.com/2017/06/08/

 ※ 下線色違いの文字をクリックにて詳細説明が表示されます ⇒ ウィキペディア=に移行
*当該地図・地形図を参照下さい

—— 姉妹ブログ 一度、訪ねてください——–

【疑心暗鬼;民族紀行】 http://bogoda.jugem.jp/

【浪漫孤鴻;時事心象】 http://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/

【閑仁耕筆;探検譜講】 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中