民族のソウル・フード探訪 =094=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

見た目と味のギャップに仰天! オーストリアの謎のペースト = 1/3 = ★

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​郷土料理ー1

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 子どもの頃に楽しみにしていたテレビ番組がある。 世界各国や日本の食材・料理に関するクイズを出す『クイズ地球まるかじり』。 世界の珍しい料理が登場するたびに、「美味しそうだなあ。 食べてみたいなあ」とワクワクしながら見ていたものだ。

とくに印象に残っているのが最終問題。 納豆や梅干し、海苔、塩辛など、外国人に日本の代表的な食材を食べてもらって、その人が最も「まずい」と思ったものを当てるクイズだった。 日本人にはなじみ深い食材ばかりなのに、彼らは食べるとすごいしかめ面をする。 その味覚の違いが子ども心におもしろくもあり、不思議でもあった。

なぜこんなことを思い出したのかというと、オーストラリアの国民食が他国ではすこぶる評判が悪いからである。 食べたことのある友人は「すごくまずい」と言うし、インターネットで検索してみても、「まずすぎて全部捨てた」「味噌がさらに発酵しちゃった感じ!」「この世の食べ物か!?」などと言いたい放題。 食べてもいないのにしかめ面をしてしまったが、「地獄のピーナッツバター」なんていうのもあって、そこまで言われると逆に興味が湧く。 いったいどんな味なのか、さっそく購入してみた。

「これが、ベジマイトか」

黄色いポップなラベルが貼られた瓶詰め。 中身は黒いペーストで、見た目も固さもチョコレートクリームのようだ。 パンに塗って食べることが多いようだから、ジャムやクリームの類なのだろう。 ちょっと刺激のあるにおいは気になったが、なんだ、なんだ、きっとみんな大げさなんだよ、と思いながら、スプーンですくって一口。

「しょっぱーーーい!!」

予想は見事に裏切られた。 甘みなどまるでない。とにかくしょっぱくて眉間にシワが寄る。 そして、発酵しているのか、クセの強い味が舌にジワジワと広がった。 魚醤をペースト状にした感じといえばイメージしやすいだろうか。 あまりのしょっぱさに慌てて水を飲んだ。

「そんなにたくさん口に入れるからですよ」

そう言って笑うのは、アハマー・ライアンさん。 東京の恵比寿で英語教室「accent」を経営しているオーストラリア人だ。 来日前、料理学校に学び、高級レストランでシェフをしていた経験を持つライアンさんは、料理やワインを楽しみながら英語を学ぶイベントも開催している。 そこで今回、特別に“ベジマイトランチ会”を開いてもらい、食べ方を教えていただいたのだ。

「ベジマイトはトーストに塗ったり、サンドイッチにして食べることが多いですね。 だいたい朝か昼。オーストラリアにいた頃は毎朝、ベジマイトのトーストを食べていたし、学校に持って行くランチはベジマイトとチーズのサンドイッチが定番でした」

そのほか、野菜や肉、チーズなどの煮込み料理「キャセロール」の味付けに使うこともあるという。 「バターとの相性がバツグンなんですよ」と言って、ライアンさんはこんがり焼いたトーストにバターとベジマイトを塗って出してくれた。

郷土料理ー2

オーストラリアを象徴する料理・食品(1/3)

最もオーストラリア「らしい」食品の一つにベジマイトがあるが、現在はアメリカのクラフトフーズが商標を所有している。 バイオレット・クランブル、ハニカム・チョコレート・バー、チェリー・ライプ、オレンジ風味の殻でコーティングされたチョコレート菓子ジャファといったオーストラリア独特の食品にはマカダミア・ナッツが含まれている。

チコ・ロールは半円筒のペイストリーを油で揚げた軽食で、中にはトウモロコシ、ジャガイモ、グレイビーソースが詰められている。 他のオーストラリアを象徴する食品として、チョコレートビスケットのティムタムムスク・スティック、バターを塗ったパンにノンパレイユをまぶしたフェアリー・ブレッド、シリアル食品のウィートビックスなどがある。

オーストラリアのハンバーガーはごくシンプルで、牛肉のパテのフライにトマトのスライス、レタスの千切りが添えられ、ロールパンで具を挟んでいる。 ハンバーガーのソースには、トマトソーストマトケチャップに似ているが砂糖の含有量は少なく、質感はケチャップよりも液体に近いかバーベキューソースが使われていることが多い。 テーブルビートパイナップル、フライドオニオンも非常に一般的なトッピングである。

他にしばしばハンバーガーの具になるものにはベーコン、目玉焼き、チーズがある。 アメリカ資本のチェーン店を除いて、アメリカ風のピクルスがハンバーガーのトッピングとなるのは珍しい。

郷土料理ー3

 === 続く ===

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