民族のソウル・フード探訪 =095=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆ 

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

見た目と味のギャップに仰天! オーストリアの謎のペースト = 2/3 = ★

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​郷土料理ー1

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  先ほどの強烈なしょっぱさに怖じ気づき、今度は慎重にいただくと……あらららら!?ベジマイトの独特なクセや塩気がバターと合わさることでまろやかになり、豊かな風味が生まれている。 バター醤油味を初めて食べた時にバターと醤油はこんなに合うのかと驚いたものだが、あの時の感動に近い。 ぺろりと食べてしまった。

「初めて食べた人はびっくりするけど、2回目、3回目と食べるとだんだん病みつきになっていくんですよ」というライアンさんの言葉に頷きながら、食べ方って大事なのだな、とつくづく思う。

「もっとたくさん塗ったほうが美味しいですよ」

そう話すのは、ライアンさんの友人のローワン・マクギリブレイさん。 手元を見ると、トーストの表面が見えないくらいベジマイトを塗っている。 「いや、さすがにそれはしょっぱいでしょ」とツッコミをいれると、「ははは」と大笑い。

「食べ方はそれぞれの好みですね。でも、オーストラリアでは全国どこでも食べられていますよ。 どこの家庭も必ず常備している。 嫌いと言うオーストラリア人もいなくはないけど、すごく珍しいですね。日本でいえば、味噌のような感覚でしょうか。テレビコマーシャルも有名でCMソングはみんな歌えますよ」と言って、陽気に歌い出した。 アップテンポの明るいリズムで、ライアンさんも一緒になって歌う。

歌詞の内容をかいつまむと「僕らはベジマイトを朝も昼も午後も食べているよ。 お母さんはベジマイトを食べると丈夫になるって言うよ。 だから僕らはベジマイトが大好き!」ということらしい。 実際、ベジマイトはとても栄養が豊富で、疲労回復や美肌にいいのだとマクギリブレイさんが教えてくれた。

「離乳食としても利用されていて、1歳くらいから食べ始めますね。とくにビタミンB群が豊富で、食べ物がいまほど豊富でなかった時代は健康食品として重宝されたようです」

ベジマイトの歴史は1922年に遡る。 オーストラリアのフレッド・ウォーカー社のシリル・キャリスター博士がスプレッド(バターやクリームなど塗り物の総称)を開発する際に、ビール酵母に着目した。 ビールは大麦の麦芽の煮汁を発酵させてつくるが、この発酵に欠かせないものが酵母。 酵母は麦汁に含まれるアミノ酸やミネラルなどの栄養を吸収しながら増殖し、アルコールと炭酸ガスをつくる。 こうしてビールができるのだが、そのときに栄養豊富なビール酵母もできあがるのだ。

郷土料理ー2

オーストラリアを象徴する料理・食品(2/3)

約10cm四方の薄いペストリーの皮の中にグレイビーソースとと牛ひき肉が包まれているオーストラリアン・ミートパイは、持ち帰り用の料理としてよく知られている。 人気のあるミートパイのバリエーションにはステーキ、さいの目切りにされたタマネギのフライ、インド風のカレー、コショウなどの具やパイの上の部分にマッシュポテトをかぶせたものがある。 オーストラリア「らしい」ミートパイのスタイルに、ボウルにたっぷり入れたエンドウマメのスープの上にパイを浮かべる「パイ・フローター」がある。アメリカではオーストラリア風のミートパイが注目を集め始め、2011年に最初のミートパイのチェーン店であるパイ・フェイスがニューヨークに開店した。

オーストラリアを代表する菓子の一つに、粉砂糖で味付けしたメレンゲをクリームや果物で飾りつけたパブロバがある。 ロシアの舞踏家アンナ・パヴロワがオーストラリアを記念して作られた菓子だと言われているが起源は不明確であり、オーストラリアとニュージランドはそれぞれ自分たちの国が発祥地だと言い争っている。 ほかに有名な歌手やダンサーにちなんだ名前を持つ料理には、オーストラリア出身の歌手ネリー・メルバの名前を冠するものがいくつかある。 ピーチ・メルバメルバ・トーストはよく知られているが、『Larousse Gastronomique』にレシピが収録されているチキン・メルバはあまり知られていない。

郷土料理ー3

 === 続く ===

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