民族のソウル・フード探訪 =106=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

長寿大国グルジア、その秘訣は食にあり? = 1/3 = ★

郷土料理ー1​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

 タラグ、ターホー、ダヒ、サコーラス、ザバディ……。 これらが何であるか、ご存知だろうか。 タラグはモンゴル、ターホーはハンガリーと、すべて世界各国でつくられている発酵乳、いわゆる私たちが“ヨーグルト”と呼んでいる食べ物の名前である。

前回、ブルガリア人のソウルフードとして話を聞いたヨーグルト。 それまでは白くどろっとした発酵乳はすべてヨーグルトだと思っていた。 しかし、家畜の乳や発酵させる菌、つくり方の違いによって種類は多岐にわたり、本来のヨーグルトとはブルガリアやトルコで食べられている発酵乳の一つにすぎなかった。

いまや世界的にも広義にヨーグルトの名が使われているが、古代から各地で独自につくられてきた発酵乳をその土地の人びとはヨーグルトとは呼ばない。 まったく別の食べ物と捉えているのだ。 思い入れが強いほどなおさらであり、それを感じたのはブルガリアの話を聞いたほんの2週間後のことだった。

「マツォーニはヨーグルトではありません」  そう話すのは、東京大学大学院のグルジア人留学生、ツィスマリ・クシュタシュヴィリさん。

2014年11月16日から約1カ月間にわたって東京・渋谷のカフェ「エルラブズアール」で催されるグルジア料理イベントの試食会にお邪魔した際、彼女と話をする機会に恵まれた。 黒海とカスピ海の間にあるグルジア周辺でもブルガリア同様にヨーグルトをよく食べると聞いていたので、「ヨーグルトはソウルフードなのか」と尋ねたらこんな答えが返ってきたのだ。

グルジアのヨーグルト、じゃなかった、代表的な発酵乳はマツォーニと言う。 「ヨーグルトとは含まれる乳酸菌も違うし、味もぜんぜん違います」とツィスマリさんが力説するので、店でも使っている「中沢グルジアヨーグルト」を一口いただいた。 グルジアからマツォー二の菌と製法を受け継いでつくられた、日本で食べられるマツォー二だ。 確かに一般的な市販のヨーグルトよりも舌触りがまろやかで酸味が少なく濃厚。 おそらく言われないと違う食べ物だとは思わないけれど……。

「マツォーニは毎日必ず食べるし、料理にも入れます。 ボルシチやキャベツのドルマ(ロールキャベツ)にかけるとすごく合うんですよ。 食べるだけじゃなくて、日焼けをした時にはマツォーニを塗るとクールダウンできるし、女性たちは蜂蜜と混ぜて顔のパックをするのが一般的。グルジア人にとって、マツォーニのない生活なんて考えられません」

 ​郷土料理ー2

ジョージアは、南コーカサスにある共和国国家。 ヒガシヨーロッパ、もしくは西アジアに区分される。 日本では2015年4月まで政府が使用していた外名の「グルジア」。 首都はトビリシ

ソビエト連邦の構成国であったが、1991年に独立した。 南オセチアアブハジアの2地域が事実上の独立状態となっており、ロシアなど一部の国から国家承認を受けている。 中央部のゴリは旧ソビエト連邦の最高指導者であったヨシフ・スターリンの出身地である。 ロシア帝国とその後に成立したソビエト連邦の支配が長く続いたことから、独立後はロシアとの対立路線を取ることが多い。

1997年にはウクライナの呼び掛けに応じてアゼルバイジャン・モルドバと共にGUAMを結成し、2009年には独立国家共同体 (CIS) を脱退した。 1999年から欧州評議会のメンバーである。

地理学上は、コーカサス山脈の南麓、黒海の東岸にあたる。 北側にロシア、南側にトルコアルメニアアゼルバイジャンと隣接する。 古来数多くの民族が行き交う交通の要衝であり、幾たびもの他民族支配にさらされる地にありながら、キリスト教信仰をはじめとする伝統文化を守り通してきた。 また、温暖な気候を利用したワイン生産の盛んな国としても知られる。

郷土料理ー3

 === 続く ===

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