睡眠の都市伝説の真意 =012=

☆彡 睡眠の都市伝説を斬る =三島和夫・睡眠研究者= 彡☆

【この企画は“Webナショジオ・連載/睡眠の都市伝説を斬る”に追記補講した】

ゾウの睡眠・ネズミの睡眠 =2/2=

​​ ​​​​睡眠研究=1

  図3(下図)を見ていただきたい。 様々な身体機能が年齢とともにどのように低下するか30歳の時を100%として示してある。 ここに図1にある睡眠時間のデータを重ねてみると、基礎代謝の低下とぴったり重なることがお分かりいただけると思う。 基礎代謝量とは呼吸や体温など基本的な生命維持活動のために消費される必要最小限のエネルギー消費量のことで、年齢とともに緩やかに低下する。

基礎代謝の低下と言えば聞こえが悪いが、超エコ型に進化したと前向きに考えれば気が楽になる。乳幼児に比較して高齢者では体重当たりのエネルギー消費量が3分の1になる。 若い頃ほど眠れなくなったとお嘆きの中高年の方も、爆睡している若者を羨ましがるなどせず「燃費が悪いなぁ」と泰然と構えていただきたい。

とは言え、もっと眠りたいと諦めきれない読者の方へ。 確かに定期的な運動や筋トレにより基礎代謝を上げることができれば、理論的には睡眠時間の延長効果が期待できる。 しかし実際には、基礎代謝を若者並に高めることは難しいし、他の心身の要因も睡眠時間に影響するため自ずと限界がある。 とはいえ手が無いわけではない。 適度な運動習慣や食習慣によって日々のエネルギー消費量を増やしてやれば、睡眠時間はさほど長くはならないが、深く、連続性のよい睡眠を得るのに役立つことが知られている。

そこで次回は快眠につながる生活習慣について考えてみる。 生活習慣は睡眠の長さだけではなく、深さや持続性にも深く関わっている。 恋の駆け引き同様に、長く深い眠りは追いかけるモノではなく追いかけられるモノだというお話しである。

睡眠研究=2

 この図が意味しているところは、ガソリンをよく食う燃費の悪い動物ほど長く寝なくてはならないと言うことだ。 ネズミは車体こそ小さいが燃費は極めて悪い。 このような車が動き続けたらすぐにガス欠(=死)になる。 そこでネズミはなるべくエンジンをかけない、動かないという生き残り戦略をとったのだ。 長い無動状態を作ることでエネルギー消費量を落とし、少ない食料で基礎代謝を支える、これが睡眠の始まりと考えられている。 目が覚めたら残ったガソリンでかっ飛ばし数多くのガソリンスタンド(エサ)に立ち寄るのだ。 一方、ゾウは大型ダンプだが実は燃費の良い超エコ型エンジンを搭載している。 ゆっくりと周回してガソリンスタンドを探せばよいわけだ。

では、エネルギー消費量が大きいほど睡眠時間が長いという関係が人の中でもみられるのか? 動物実験と違って環境や食事の影響を厳密に調整することが難しいため決定打となるデータが得られていないが、やはり同様の傾向があるようだ。 実際、年齢とともに睡眠時間が短くなるのもエネルギー消費量の低下が深く関わっていると考えられている。

図3を見ていただきたい。様々な身体機能が年齢とともにどのように低下するか30歳の時を100%として示してある。 ここに図1にある睡眠時間のデータを重ねてみると、基礎代謝の低下とぴったり重なることがお分かりいただけると思う。 基礎代謝量とは呼吸や体温など基本的な生命維持活動のために消費される必要最小限のエネルギー消費量のことで、年齢とともに緩やかに低下する。

基礎代謝の低下と言えば聞こえが悪いが、超エコ型に進化したと前向きに考えれば気が楽になる。乳幼児に比較して高齢者では体重当たりのエネルギー消費量が3分の1になる。 若い頃ほど眠れなくなったとお嘆きの中高年の方も、爆睡している若者を羨ましがるなどせず「燃費が悪いなぁ」と泰然と構えていただきたい。

とは言え、もっと眠りたいと諦めきれない読者の方へ。確かに定期的な運動や筋トレにより基礎代謝を上げることができれば、理論的には睡眠時間の延長効果が期待できる。 しかし実際には、基礎代謝を若者並に高めることは難しいし、他の心身の要因も睡眠時間に影響するため自ずと限界がある。 とはいえ手が無いわけではない。 適度な運動習慣や食習慣によって日々のエネルギー消費量を増やしてやれば、睡眠時間はさほど長くはならないが、深く、連続性のよい睡眠を得るのに役立つことが知られている。

そこで次回は快眠につながる生活習慣について考えてみる。 生活習慣は睡眠の長さだけではなく、深さや持続性にも深く関わっている。 恋の駆け引き同様に、長く深い眠りは追いかけるモノではなく追いかけられるモノだというお話しである。

睡眠研究=3

=資料・文献=

こちら(上図)は2013年にオムロンが行った調査で分かった各世代の平均睡眠時間です。

また、NHKが2015年に行っている国民生活調査では平日の睡眠時間が 40代男性/6時間50分 ・ 40代女性/6時間41分 とされており、オムロンの調査と前後があるものの40代は総じて他の年代に比べて睡眠時間が少ないことが統計から分かっています。

全体の平均は 全体/7時間42分 ・ 男性/7時間49分 ・ 女性/7時間36分 となっています。睡眠時間は40代後半が最も短く、それ以降は増加していきます。

一般的に適切な睡眠時間は6時間_~9時間と言われています。 脳科学的には6時間~6時間半が理想といった話があったり、一般的には7時間睡眠が理想的と言われているケースがあります。 睡眠時間と死亡リスクの統計に注目すると理想の睡眠が7時間と言われる理由が見えてくると管理人は考えています。

こちら(図=睡眠34y&34z=)は睡眠時間と死亡リスクの関係性の統計グラフです。 ここからはわかるのは睡眠時間が6.5~7.4時間睡眠の方の死亡リスクが一番少ないということです。 7時間睡眠が理想と言われるの死亡リスクが低い統計があるからと考えられます。

また4.4時間以下と9.5時間以上の方の死亡リスクが極端に高くなっているので、短すぎず長すぎずが健康を考えるとちょうどいいということです。これは日本だけの統計ではなく米国でも同様の統計が出ています。 一方で誰しもが7時間睡眠がいいということではなく、人それぞれ置かれた環境や体調によって理想の睡眠時間は異なってくるものです。

重要なのは現在の睡眠時間で 目覚めがいいか ・ 日中眠くならないか ・ 元気で過ごせているか この3つ全てを満たすことができているかどうかです。

 === 続く ===

前節へ移行 ; https://thubokou.wordpress.com/2017/06/29/

後節へ移動 ; https://thubokou.wordpress.com/2017/07/01/

 ※ 下線色違いの文字をクリックにて詳細説明が表示されます ⇒ ウィキペディア=に移行
*当該地図・地形図を参照下さい

—— 姉妹ブログ 一度、訪ねてください——–

【疑心暗鬼;民族紀行】 http://bogoda.jugem.jp/

【浪漫孤鴻;時事心象】 http://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/

【閑仁耕筆;探検譜講】 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中