民族のソウル・フード探訪 =116=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

★  まるで異国!アメ横の多国籍食品街 = 2/3 = ★

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​郷土料理ー1

​​​​​​ そこへ、いつのまにか他の店を見にいっていたTさんが戻ってきた。 「巨大なバナナを発見しました。普通のバナナの2倍はあります」と連れて行かれて驚いた。長さが40センチ近くもあるのだ。 「それはツンドクバナナといって調理用のバナナだよ。アジア人はもちろん、アフリカ人にも人気だね」と、世界各国の香辛料などを販売する野澤屋の店長・杉浦康雄さんが教えてくれた。

なるほど、アフリカにはバナナを主食にする国も多い。

「うちはスパイスだけでも約200種類。商品全部だと1000種類くらいあるかな。 アジアだけじゃなく、南米やアフリカの食材も扱っているので客層が幅広いんだよ」と言って、杉浦さんは「これ何だかわかる?」と葉物野菜を手にした。

「パクチーですか?」

「そうそう、パクチー。でもポップにはパクチーのほか、漢字で香菜、英語でCORIANDER、それからバングラデシュの言葉と、4つの言葉で表記しているんだ。 いろいろな国の人が買い求めにくるからね」。杉浦さんの話によると約20年前、日本で初めてパクチーを店頭販売したのが野澤屋だそうだ。

「もともとうちはコノワタや数の子といった高級珍味を扱う店だったんだけど、一角に少しだけ香辛料を置いていたら、それを目当てに外国人のお客さんがたくさん訪れるようになった。 そのうち彼らから、あれはないか、これはないかと問い合わせを受けるようになって、入荷するうちに輸入食材店になってしまったんだよ」

先ほどの新井商店も同じようなことを言っていたが、外国人が多く訪れるようになった理由はアメヤ横丁の歴史にもあると思われる。アメ横は戦後に生まれた闇市が発展した商店街。 そこでは在日の中国人や韓国・朝鮮人なども商売をしていて、自ずと外国人が集まってくるようになった。やがて建物などは整備されたが、彼らは上野に留まり文化を形成していった。アメ横の近くには、韓国料理店や民族衣装を扱う店などが軒を連ねる通りもある。

アメ横センタービルの地下街は、そうやって上野に集まってくる外国人の要望を受け入れるうちに発展したのではないか。そしていまや日本に住む外国人が故郷の味を手に入れるための大事な場所となっている。

「これ、なんかすごそうですよ!」とTさんが瓶詰めを持ってきた。 今日のTさん、生き生きしている。瓶には灰色のどろどろとした物体が入っていて「臭豆腐」と書かれていた。臭豆腐なら知っている。 台湾の屋台街に必ずある豆腐料理で、クサヤのような独特の臭さとクセが人気のB級グルメだ。それとは見た目が違うから調理する前のものかもしれない。おもしろそうなのでこれも購入した。

郷土料理ー2

アメ横商店街は、現在は食品(主に魚介類や乾物)、衣類、雑貨、宝飾品などの店が業種ごとに集中している。 特に年末には正月用の生鮮食品などを買い求める人たちでごった返し、普段は商店街の端から端まで歩いて十分程度のところ、この時期は数十分を要するほどの様相を呈す。 この様子は報道番組やワイドショーを中心として年の瀬の風物詩として中継される。 年末が近づくと多くの店が正月用の食品を取り扱うようになり、洋品店など年末に特に売り上げが上がらないもしくは混雑で売り上げを落とすような店は閉店して間貸しするため、通りは大きく様変わりする。

魚介類などの生鮮食品を中心に扱う店舗が集まっている場としては他に築地市場とその周辺があるが、築地市場そのものは東京都の施設であること、築地市場は業者向けの卸売の量販を主体とすること。 場外と呼ばれる小売店でも、基本的に値引き交渉をしないことが前提となっている。 一方のアメ横は一般消費者向けの小売りが主体で、時には店員との交渉次第で安く買えることが特徴である。

年末には毎年1日あたり50万人程の人出があり、日本各地から観光客も押し寄せる。( 普段は一日10万人程度)特徴としては他の日本各地にある商店街と違って地域密着型ではない。

魚屋の店先でダミ声で鮭やマグロを売っている場合、たいてい値引き対象の品である。その他の魚に関しては表示どおりの価格で取引されたり、普通は客がいくら言い値を言っても相手にされない事がある。 しかし夕方近くなると売れ残った商品のたたき売りも見られる。

年末になると多くの店は正月用品が目立つようになる。 用品や雑貨などを売っている店は休業し店先を貸す事もある。鮮魚などは普段の二倍近くで売りに出される事もあり、一方割引きもある。 果物なども傷物に限り店頭に半値以下で並ぶ以外安くなることはない。 化粧品など昭和時代定価販売でメーカーの物は取引されていたがアメ横では2割引で売られていた。

郷土料理ー3

動画:

 === 続く ===

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