民族のソウル・フード探訪 =124=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆ 

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

コーヒー農園発祥のデカ盛り料理とは? = 1/2= ★

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​郷土料理ー1

   サードウェーブコーヒーなるものが流行っている。豆の品質にこだわり、ハンドドリップで一杯一杯丁寧に淹れたコーヒー。2月上旬にはアメリカの人気コーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」が東京・江東区に出店して話題になった。ド下町の我が地元にオシャレなコーヒーショップができたことに驚いたが、連日賑わいをみせているらしい。

コーヒー豆の生産地といわれて思い浮かべるのは、ブラジル、コロンビア、エチオピアあたりだろうか。近年はベトナムなど東南アジアも台頭してきているが、国別生産量はブラジルが1位、コロンビアが3位でエチオピアは5位だ。しかも、コロンビア、エチオピアでは輸出農産物の筆頭であり、国の経済を支える一翼を担っている。

そんなことを調べていたら、ある料理の存在にいきついた。コロンビアには、コーヒー農園で生まれて全国的に広まった料理があるというのだ。そういえばコロンビア料理って食べたことがない。どんな料理なのだろうと俄然気になった私は、東京・恵比寿に向かった。

赤・青・黄の3色のコロンビア国旗を掲げたコロンビア料理店「プント プンタ」。ドアを開けると、コロンビア人の小泉ステラさんがやさしい笑顔で迎えてくれた。息子の明さんが経営するこの店で、母国の料理をつくっている。

「お店でコロンビア料理を出すようになったのは3年ほど前からです」とステラさん。きっかけは東日本大震災だった。「日本には約28年住んでいるけれど、あんなに大きな地震は初めて。心を落ち着けるために半年ほどコロンビアに帰ったんです。そうしたら、やっぱり故郷の料理が美味しくて」

しかし、日本にはコロンビア料理が食べられる店がとても少ない。「基本的に塩ベースで日本人にも合うと思うし、みんなに知ってもらいたい」と考えたステラさんは、息子の明さんがやっているバーでひとつのコロンビア料理を出すようになった。「まずは試しにと思って、コロンビアで全国的に親しまれている料理を出したんです」

それこそが私の求めていた料理だという。隣接するブラジルと同じように肉や豆がメインなのだろうか。バナナの生産量も多いからバナナを使った料理とか。まさか、コーヒーが入っていたりして……と想像をふくらませていると、ステラさんは「食べてみて」と言ってその料理を出してくれた。

「バンデハ・パイサです」

「なんとっ!?」と思わず二度見するボリュームだった。大皿に盛られたごはんの上に、スペアリブ、チョリソー、挽き肉、豆の煮込み、目玉焼き、アボカド、揚げバナナが「ドドン」とのっている。「トッピング全部のせ」ならぬ「おかず全部のせ」である。そのボリュームに驚いて「これ1人分ですか?」と聞くと、ステラさんの笑顔がふっと消えた。

「あれ? 気に障ることを言ってしまったのかしら」と内心ドキドキしていると、明さんが笑って教えてくれた。「1人分ですよ。でも、お母さんとしては量に満足していないんです。コロンビアではこの2倍の量がありますからね」。これでは量が少なすぎると、ステラさんは言うのだ。

だが、中央にのったスペアリブにしろ、直径3センチはありそうなチョリソーにしろ、私からしたらボリューム満点である。肉ばっかりだし、十分満足できると思うが……。実際、最初はコロンビアの一般的なバンデハ・パイサと同じ量で出していたが、ほとんどの日本人が食べ切れず、周りから「もったいない」と言われて現在の量に落ち着いたのだという。

「これじゃケチくさいみたいじゃない。日本人は食が細いのよ。もっと食べないと!」

郷土料理ー2

日本人におすすめのコロンビア料理Best3

Arepas(アレパ)

アレパは薄く焼いたパンのことで、コロンビアとベネズエラの伝統的な料理です。中に色々な食べ物を詰めることができて、コロンビアではチーズやハムを詰めて、ベネズエラでは肉や野菜などをよく詰めます。

アレパはトウモロコシをつぶした粉で作るので、トウモロコシを買えたらどこでも作れます。私はこの間、スウェーデンでアレパを作りました。そしたら、面白いことに「?」の模様になりました!

Ajiaco(アヒアコ)

アヒアコはコロンビアとキューバで伝統的なスープです。鶏肉に3種類のジャガイモと、guascas(グアスカス) というハーブを入れるのがコロンビア風のアヒアコです。これは他の国ではなかなか作れません。アボカドやクリーム、ご飯と一緒に食べます。体が温まるので寒い日に食べると良いですよ。

Empanadas(エンパナーダ)

これは小麦粉かトウモロコシ粉の皮で、肉や野菜で作った具を包んで、オーブンで焼いたり揚げたりした料理です。中南米の多くの国で出てきます。それぞれの国によって材料や作り方が違うので、たくさんの種類があります。ちなみに、一番多い形は半円形です。
エンパナーダは中南米だけでなくスペインでも作られますが、スペインのものはもっと大きくて丸いです。また、小麦粉で作られることが普通です。

コロンビアには、エンパナーダのお店がいっぱいあります。中に入れる材料は鶏肉、牛肉、チョリソ、チーズ、野菜などです。揚げたエンパナーダが一番人気です。ライムの汁を少し入れて食べると美味しいですよ!Ají(アヒ)という辛いソースや、guacamole(ワカモレ)、マヨネーズなどと一緒に食べるのもおすすめです。

郷土料理ー3

 === 続く ===

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