民族のソウル・フード探訪 =133=

◇◆ 世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅   ◇◆

【“NATIONA GEOGRAPHIC/日本語版(文=中川明紀・編集者)”に追記補講】

  ★ オランダでビールに欠かせない料理とは = 3/3= ★

​​​郷土料理ー1

 「いろいろな店があるけれど、クロケットが一番有名なファストフード店はFEBO(フェボ)ですね。 ここにはクロケットの自動販売機もあるんです」

え!自動販売機!? 揚げたクロケットが入っているの? 驚く私にバスさんは笑って続ける。「店の横に置いてあって、店内で揚げたものが保温された状態で入っています。 お金を入れて商品を選ぶとガラス戸が開いて取り出せる仕組みです。もちろん、揚げたてを店頭で買うほうが美味しいけど、急いでいるときは待たずに食べられるから便利なんですよ」

入っているのはクロケットに限らないらしいが、揚げ物を自販機で販売するとはなかなか斬新。待たずに食べたいと思うほど、クロケットがオランダ人に愛されているということだ。 主要な駅にも自販機はあるらしい。さらにこのクロケット、マクドナルドでなくともランチではパンに挟んで食べることが多いらしい。

「たいていのカフェのメニューにはクロケットサンドがあります。白いパンにクロケットとレタスをはさんで食べるんです。 子どもの頃は、勉強をがんばるとご褒美に母親がつくってくれたのを覚えています」

クロケットは手間がかかる料理で、よっぽどの料理好きでない限り自分でつくることはない。 スーパーマーケットで冷凍されたものを買ってきてフライヤーで揚げるのが一般的だという。 バスさんの家では揚げ物を食べ過ぎると太るからと、ちょっと特別なときに食べられるものであったという。 「だから、クロケットが出てくるとすごくうれしかった」とバスさんは言う。

「最近はオランダもヘルシー志向で、油っこいものは控える風潮があります。学校でもクロケットが昔のように出なくなったようです」とバスさん。 でも、そう言われると食べたくなるのが人間の性だ。

「オランダに帰ったら必ず食べます。友達とビールを飲みながらクロケットやビターバレンを食べるのが至福のとき。 それから、飲んだあと。飲むと油っこいものが食べたくなるでしょう。日本人が帰りにラーメンに手を出してしまうのと同じで、太るとわかっていてもついクロケットを食べてしまうんですよ」

ちなみに、ビターバレンとは、クロケットと同じ具を一口サイズに丸めて揚げたもの。クロケットをより食べやすくしたものだと考えるとわかりやすい。 レセプションや立食パーティーのときなどに、つまみとして出されることが多いそうだ。

「私は和食が大好きだし、日本ではいろいろな国の料理が食べられるのでオランダの料理が恋しくなることはほとんどないけれど、クロケットは別。しかも、店では自家製のビターバレンを出しているけれど、オランダの味を再現するのは難しい。 そこでクロケットを輸入することにしたんです」

ダンカンさんが話す。クロケットを日本に輸入するのはあまり例がないようで、日本語による材料の提示や税関等の問題など、もろもろの手続きに5カ月以上もかかったという。 そうやって苦労して取り寄せた本場のクロケットが、この日、私の前に置かれたのだ。 実は私、体質的に酒が弱い。あまり飲むと翌日支障をきたすのだが、クロケットを口に入れて……ビールもう一杯おかわり!

郷土料理ー2

オランダ南部料理

オランダ南部料理は、多くの濃厚なペイストリー、スープ、シチューが有名であり、中世のネーデルラントを支配し、その卓越した響宴で有名な裕福なブルグント族宮廷に由来するオランダの成句、Burgundianと呼ばれることが多い。

オランダで高級料理が発展した唯一の地域であり、伝統的オランダ料理レストランのほとんどの基礎を形成した。 その一つであるメインコースでは、豚肉や牛肉の高級部位、ビーフストック(サーロイン)、ファルケンスハース(豚ヒレ)、オッセハース(牛ヒレ)が、様々なソースと伝統的なオランダ風に2度揚げしたジャガイモを添えて供される。

タマネギ、牛肉および濃いグレービーで作るワーテルゾーイハーシェのようなシチューには、多くの風味が含まれ、長時間の調理を必要とする。 濃厚に味付けしたストックブイヨンで作る野菜スープは、様々な種類の野菜と共に小さなミートボールの具が一般的である。 アスパラガスとヴィットロフが高く評価されており、伝統的にチーズやハムと共に食される。

ペイストリーは豊富であり、クリーム、カスタード、または果物の濃厚なのフィリング入りであることが多い。 甘くないペイストリーもあり、ヴォルストブローチェ(挽肉ソーセージを巻いたパン)が最も人気である。

この地域で伝統的なアルコール飲料はビールである。 トラピストビールからクリークまでの多くの地域ブランドがある。 フランス料理のワインと同様に、ビールもまたシチューの調理に使われる。

オランダには独自のファーストフードがあり、軽食店で販売している。 オランダのファストフードはパタートと呼ばれるフライドポテト、ソースと肉料理からなることが多い。 フライドポテトにつける人気のソースはマヨネーズであるが、ケチャップ、香辛料入りケチャップ、ピーナッツソース、香辛料のレリッシュもある。 全く新しく追加されたオランダのファストフードはカプサロンはシャワルマまたはドネルケバブ、フライドポテト、サラダ、チーズ、および様々なソースからなる。

 ​郷土料理ー3

 === 続く ===

前節へ移行 ; https://thubokou.wordpress.com/2017/07/18/

後節へ移動 ; https://thubokou.wordpress.com/2017/07/20/

 ※ 下線色違いの文字をクリックにて詳細説明が表示されます ⇒ ウィキペディア=に移行
*当該地図・地形図を参照下さい

—— 姉妹ブログ 一度、訪ねてください——–

【疑心暗鬼;民族紀行】 http://bogoda.jugem.jp/

【浪漫孤鴻;時事心象】 http://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/

【閑仁耕筆;探検譜講】 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中