睡眠の都市伝説の真意 =042=

☆彡 睡眠の都市伝説を斬る =三島和夫・睡眠研究者= 彡☆

【この企画は“Webナショジオ・連載/睡眠の都市伝説を斬る”に追記補講した】

金縛りの対策―特に明け方の二度寝にご用心 =3/3=

 睡眠研究=1

​​ 金縛りではレム睡眠中の夢を幻覚と取り違えることもある。 枕元に誰か居る、布団の上に何かが乗っている、敵方の忍者の気配を感じる、などの金縛り中の奇妙な体験はレム睡眠によるもので、オカルト現象ではないのでご安心を。

さて、この金縛りを寝入りばなや、時には昼間にも(!)繰り返し経験する人がいる。 ナルコレプシーという睡眠障害の患者さんである。 日中活動している時でも突然レム睡眠に入ってしまうため、眠気と一緒に脱力が生じる。電車内で絶妙なバランス感覚でうたた寝をする寝不足のサラリーマンと異なり、眠気に加えて脱力があるためドターンと床に転倒してしまうこともある。 ナルコレプシーはオレキシンという覚醒を支えるホルモンが不足すると発症するが、昼間にレム睡眠が突然出現する詳しいメカニズムは分かっていない。

不思議なことに、笑ったり、怒ったり感情が高ぶることが脱力発作の引き金になる。私が研修医でお世話になった指導医は大阪出身であったが、「出入りの時に興奮して脱力してしまい親分にどやされてしまった”その筋”のナルコレプシー患者さん」を担当したことがあると教えてくれた。

職業柄、「実にまずい」と懇願されて治療したものの、無事に出入りに参加できるようになってもなぁーと少し複雑な心境だったそうだ。 有名人では麻雀放浪記で有名な色川武大(阿佐田哲也)氏がナルコレプシーを患っていたのは広く知られている。 麻雀中に寝込んでしまうことも多く、特に高い手をツモった時に脱力してしまったとか。これも実に困る。

さて、ライバルの佐助に告げ口されて失態がばれてしまった才蔵の一件の顛末である。 藩医の診断により、連日の緊張とストレスによる浅睡、睡眠不足による明け方の居眠りで避け難く生じた金縛りであるとされ、お咎めなしと相成った。 また、聡明な幸村の御沙汰により人員増強によって一人当たりの夜番の頻度を減らし、ストレス発散のために忍術競技大会などレクリエーションを催し、早朝覚醒の原因となる寝酒は禁とし、過労にならぬように労務管理を徹底するようになってから同様の事例は起こらなくなったという(全く史実に基づいておりません)。

睡眠研究=2

=資料・文献 (The Wallstreet Jouurnal)=

薬に頼らず簡単に寝つく方法―アプリの催眠術が有効?(1/2)

ぐっすり眠りたいのに、なかなか寝つけないという人がいる。

眠るのを助けるために、多くの製品やサービスが市場に出回っている。 ニュージャージー州パーサイパニーのマーケティング分析企業IMSヘルスによると、米国人は鼻につける器具から特別な枕に至るまで、2012年に324億ドル(約3兆4000億円)を睡眠関連商品に費やした。 また、米疾病管理予防センター(CDC)が8月に実施した調査では、米国の860万人が前月に何らかの睡眠導入剤を服用したことが分かった。

仕事や日常生活のストレスで寝つけなかったり、朝までぐっすり眠れなかったりする。そこで寝つきが良くなりそうな4つの方法を試してみた。 薬を使わずにだ。 試したのはスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」のアプリケーション、オーディオと脳の研究に基づくCDセット、眠りに落ちる体の感覚を覚えるための指示が録音された音声ファイル(MP3形式)、それに全米で新たなトレンドになりつつあるリラクゼーション専門のコーチだ。

6枚のCDがセットされた「Brainwave Music System」はカリフォルニア州カールスバッドにある神経聴覚に関する研究センターの責任者、ジェフリー・トンプソン氏が開発したもので、どことなく夢の中のような低音のハミングとピアノの旋律が録音されている。説明書によると、このシステムは同センターの研究に基づいており、曲と組み合わされた音色パターンが脳波の周波数と、人の意識の状態を変えるのだという。

30分の睡眠用CD2枚と30分のリラックス用CDを試してみた。 すると配偶者が周りを動き回る音がうるさかったり、子供たちの邪魔が入ったりしたにも関わらず、すぐに眠りにつくことができ、朝も驚くほど気分良く目覚めた。

次に試したのがリラクゼーション専門のコーチであるステイシー・カマラ・ウォルトマン氏だ。同氏は法人相手にワークショップやヨガ、瞑想などのレッスンをバージニア州バッキンガムで行っている。 ウォルトマン氏は49.99ドルで1時間のカウンセリングを行い、カスタマイズされた音楽と音声の睡眠導入用の音声ファイル(MP3形式)を作成してくれる。

同氏はまず電話による1時間のカウンセリングから始める。質問は寝る前の習慣やどういう音でリラックスできるかなどだ。ウォルトマン氏は寝る前の掃除やコンピューター作業を止め、活動レベルを下げて、軽いストレッチや入浴をするようアドバイスする。 数日後、ウォルトマン氏からは「眠りの儀式」を作り上げる方法とともに、MP3ファイルが電子メールで送られてきた。

ベッドでその27分間の音とウォルトマン氏の落ち着いた声を聞いてみた。 同氏は、初めは足の筋肉から、最後は目の筋肉まで、力を入れて緩めるよう指示した。 2晩連続で試したところ、私たちは最初の10分で眠りに落ちた。  ・・・・・・・つづく

睡眠研究=3

 === 続く ===

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