睡眠の都市伝説の真意 =060=

☆彡 睡眠の都市伝説を斬る =三島和夫・睡眠研究者= 彡☆

【この企画は“Webナショジオ・連載/睡眠の都市伝説を斬る”に追記補講した】

朝方勤務がダメな理由  =2/3=

 睡眠研究=1

​​ 公務員の朝型勤務は夏限定であるが、一部の商社が取り入れているのは「永続的な」朝型勤務である。 これは後ほどご説明するように、別の意味で非常にキツイ。 そもそも朝型勤務によって生産性は向上するのだろうか。 私はかなり懐疑的である。 少なくとも一部の労者にとってはかなり厳しい状況が待ち受けているだろう。

 ともあれ、ある企業のHPに掲載されている朝型勤務の「成功例」をみてみよう。 法務部勤務のN氏の1日だそうである。

ひゃー、少なくともN氏は「標準的な」成功例ではない。 N氏のアクティビティを見るに、営業1課でも十分番を張れる強者とみた。 そもそも朝型勤務の導入前から早起きを楽に実践できていた方ではないだろうか。 加えて、朝7時半から預けられる社員用託児所があり、その10分後には出社という恵まれた……いやいや止めておこう。

「早起きが辛いのは最初だけ」「早起きは早寝に通じる」などという楽観論もよく聞くが、コトはそう単純ではない。 確かに、普段より早起きすると体内時計の時刻は早まる(朝型にシフトする)。 ポイントは太陽光を浴びるタイミングの変化である。 午前中、特に早朝に網膜に入射する強い光は(当日ではなく)翌日の体内時計をより朝型にシフトする作用があるからだ。

これは体内時計時刻の光位相反応(朝型シフト効果)とよばれる現象で、「朝の光で体内時計をリセット」などのフレーズが雑誌に載っているのを目にした読者も多いだろう。 一見、早起きが翌日の目覚めを良くする好循環が得られそうな感じがするが、いざ実践するとなかなか理屈通りに進まないのである。 その理由を幾つかご紹介しよう。

第1に、この光位相反応は基本的に1日しか持続しない。 「土日も含めて」毎日継続しなければ安定した朝型の睡眠習慣が維持できない。 7割以上の人では体内時計周期が24時間よりも長いため、早起きの努力を怠れば寝起きの時間は自然に夜型にずれ込むようになっているのだ。 特に夜型傾向が強い人では、平日5日間早起きを続けても週末に寝だめをしてしまうと睡眠リズムはあっという間に逆戻りしてしまう。 早朝の光が寝坊(閉眼)でシャットアウトされるためである。 平日に日銭を稼いでも、週末に休めばすっからかん、なのだ。

第2に、休日も含めて毎日早起きを続けても、朝型の睡眠習慣が安定化するまでに時間がかかる。 睡眠を支える深部体温やホルモンなどのさまざまな生体リズムが朝型勤務のスケジュールにしっかり同調しなければ早起きはできても早寝ができない。 朝7時に起床していた人が、N氏を模範として朝5時に早起きしても、就寝時間が早起きの2時間分早まるのに3週間程度かかる。 夜型が強い人はさらに長期間かかる。 その間は睡眠不足に耐えなくてはならない。

しかも、働き盛りの世代でN氏のように6時間睡眠で満足できる人は多くはない。 百歩譲って睡眠時間を最低6時間確保するとして、若い世代で23時に寝つくのは体内時計の特徴や夜間照明の影響などでかなりハードルが高い(前回記事:「眠気に打ち克つ力 その2 ―米国学会が若者に“寝坊のススメ”」参照)。

睡眠研究=2

=資料・文献 (The Wallstreet Jouurnal)= 

瞑想の「うつ」などへの効用は限定的=米研究(2/2)

研究者らは、瞑想に関する1万9000件近い研究から科学的なものを抽出した。ハーバード大学医科大学院(マサチューセッツ総合病院)のアラン・H・ゴロール教授はJAMA内科誌に掲載された解説文の中で、今回の研究は瞑想がストレスに関連した症状の軽減効果が恐らく一般に考えられているより小さいことを示唆すると述べた。

同教授は「マインドフルネス瞑想が、小さいものの潜在的に有意義な精神的苦痛軽減をもたらしたという重要な例外があったものの、研究は全体として、苦痛軽減ないし全般的な健康状態の改善という点で瞑想がもたらす効果を示せなかった」と述べた。

ただし、同教授は被験者が瞑想の訓練を30~40時間しか受けていないため、「瞑想はマスターするのに時間がかかる技能」であることを示唆している可能性があると指摘した。同教授は瞑想の効用に関する確固たる結論を出すには、より多くの証拠が必要だとも述べている。

マインドフルネス瞑想を推進する「ニューヨーク・インサイト・メディテーション・センター」でインストラクターを務めるジョン・アーロン氏は、「人々は何かしら 苦しんでいるから瞑想のクラスにやって来る」と述べ、人々は瞑想を通じ、より生産的な手法でストレスと関わることを学ぶと話した。

睡眠研究=3

=== 続く ===

前節へ移行 ; https://thubokou.wordpress.com/2017/08/17/

後節へ移動 ; https://thubokou.wordpress.com/2017/08/19/

 ※ 下線色違いの文字をクリックにて詳細説明が表示されます ⇒ ウィキペディア=に移行
*当該地図・地形図を参照下さい

—— 姉妹ブログ 一度、訪ねてください——–

【疑心暗鬼;民族紀行】 http://bogoda.jugem.jp/

【浪漫孤鴻;時事心象】 http://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/

【閑仁耕筆;探検譜講】 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中