睡眠の都市伝説の真意 =088=

☆彡 睡眠の都市伝説を斬る =三島和夫・睡眠研究者= 彡☆

【この企画は“Webナショジオ・連載/睡眠の都市伝説を斬る”に追記補講した】

添い寝の功罪 =1/2=

睡眠研究=1

​​​ 日本では「川の字になって寝る」という表現がある。

よく知られているように、小さな子どもを真ん中に挟んで親子3人仲むつまじく眠るさまを漢字で表したものだ。 寝相の悪い子どもが2人いた筆者にとっては、その当時は「川」というよりは「少」、時には「爪」、酷いときは「升」といった漢字、いや感じで、妻が出張で不在の時など息苦しくて目を覚ますと「干」になって窒息しそうになっていた時もある。

とはいえ、眠りを邪魔されるのは子どもの側も同じである。トドのように寝床で子どもを押しつぶすと言うことではない。アジアに多い添い寝の習慣が子どもの睡眠不足を助長しているのではないかというお話である。

後でも紹介するが、日本を筆頭にアジア圏の多くの国々の子どもは睡眠時間が短いことが知られている。その理由は各年代で異なるが、乳幼児の睡眠時間が短いのは子ども用寝室で早めに寝かしつける習慣がないからだと指摘する研究者がいる。今回のテーマである添い寝の習慣がある国ではどうしても「もう少し後に一緒に」とか「ママが寝るまで起きていたがる」などといったことも起こりがちだ。

添い寝は親子のスキンシップ、反対論があるのは解せないとお思いの方も多いと思う。私も反対論でよく持ち出される「子どもの自立を妨げる」という主張には、「そこまで大げさな問題か」と反発する気持ちが無いわけではない。

ただ、私自身も日本の乳幼児の睡眠時間調査を行う機会があり、その結果を見て諸外国との違いを目の当たりとしたときには「このままではマズイな」と考えを改めた。政府が打ち出した「一億総活躍なんとか」はともかく、共働き家庭が増加する中で、親世代と子世代はそれぞれの年代にあった睡眠習慣を確保できるように添い寝は避けた方が良いのではないかと。

先頃、National Sleep foundationという米国の公益団体が「各年代にとって望ましい睡眠時間」を発表した。ハーバード大学の有名な睡眠研究者が代表を務めており、この団体に所属する十数名の睡眠科学、睡眠医学のエキスパートが共同で出したオピニオンであるため、かなり睡眠研究者の耳目を引いた。

その勧告では、既存の科学的データをもとに、新生児期から老年期に至るまで幅広い年代における「推奨される睡眠時間」、「許容される睡眠時間」が提唱されている。ここでは前思春期(ティーンエイジャー)までの若い年代層での推奨および許容睡眠時間を表にまとめたので見ていただきたい。

  推奨 許容範囲
新生児(0-3ヶ月) 14-17時間 11-19時間
乳児(4-11ヶ月) 12-15時間 10-18時間
幼児(1-2歳) 11-14時間 9-16時間
就学前児童(3-5歳) 10-13時間 8-14時間
学童(6-13歳) 9-11時間 7-12時間
前思春期(14-17歳) 8-10時間 7-11時間

さて、推奨時間はそれとして、実生活における子供たちの睡眠時間はどの程度であろうか。これまでに世界各国で子どもの睡眠習慣に関するさまざまな調査が行われているが、よく引用されるのはスイス(チューリッヒ)の子ども約500人を16年以上にわたり追跡調査した研究である。参加人数は少ないが同じ子どもの睡眠の発達を長期間観察した研究結果は貴重である。

その結果を図にまとめてみたのでご覧いただきたい(図1の上段)。成長とともに睡眠時間が徐々に大人の睡眠時間に近づいていく様子がよく分かる。 前記載の「ゾウの睡眠、ネズミの睡眠」でも触れたが、この間にダイナミックに減少するのは徐波睡眠(深い睡眠)である。逆に言えば、乳幼児の頃は1日の半分以上を寝ているが、その約25%(1/4)にあたる3時間以上を徐波睡眠に費やしている。この長時間の徐波睡眠中に成長ホルモンが大量に分泌される。ちなみに睡眠時間に占める徐波睡眠の割合は40歳台で15%、70歳台では10%を切る。

それにしても「スイスの子どもはよく寝るな」というのが率直な印象である。なにせ、すべての年代で睡眠時間の平均値がNational Sleep foundationの推奨時間内に入っているのだから吃驚である。しかも96%の児童が許容範囲内にある(図1の左側下段)。

睡眠研究=2

=資料・文献 (The Wallstreet Jouurnal)= 

まずは新生児とは生後何日目までの赤ちゃんのことをいうのでしょうか? 母子保健法では、出生28日未満を新生児と規定しています。

最近は生後1ヵ月~2ヶ月、つまり首がすわるまでを「新生児」と呼ぶケースもありますが2ヶ月となると新生児と呼ぶには少し違和感があります。 なので一般的には生後一ヵ月までの赤ちゃんを新生児と呼ぶ事が多いですね。

新生児の赤ちゃんは生まれたばかりで、まだ環境になれていません。環境の変化に慣れようと日々必死です。 また身体も柔らかくちょっとした刺激も新生児には大きな刺激です。 ちなみに乳児は一歳まで。小学校入学前までを幼児と呼びます。

添い寝のメリット

新生児の赤ちゃんはママのお腹にいた時に守られていた分、外の環境に不安になっています。そんな時にママのぬくもりは一番の安らぎだと言えます。 一日約20時間も寝ている赤ちゃんのそばにお母さんがいると安心して眠れるのはきちんと理由があるのですね。

添い寝をすると赤ちゃんが安心して眠れる為赤ちゃんの寝つきがよくなり、眠りも深く上質な睡眠になります。 そして体重が順調に増えない赤ちゃんのための昔ながらの治療法のひとつに、赤ちゃんをお母さんのベッドに連れてきて母乳を与える、という方法があります。 添い寝が健康に与えるよい影響については、実際、長い間認められてきたのです。

また赤ちゃんだけではなくママもぐっすり眠れるのです! 添い寝をしている母親と赤ちゃんたちは「夜間の調和」を達成しています。赤ちゃんと母親の体内時計と睡眠サイクルがお互いに影響し合い、同調しているからなのですね。

睡眠研究=3

=== 続く ===

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